ヤゴのえさ

長男K佑君が学校のプール掃除で底にやたらといたヤゴをもらってきました。

屋外プールって、冬の間は防火用水として貯めてあることが多いので、結構蜻蛉が卵を産み付けるんですよね。で、プール開き前の大掃除にその大量のヤゴを認識するのですが、子供の頃にはヤゴなんてプールで捕まえなくてもそこら中にいたわけで、別に嬉しくも何ともなかったのです。だって、名古屋の瑞穂競技場の水深4～5 mもある飛びこみ用プールなんか、夏真っ盛りに底にヤゴがいて、試合の休憩中に潜って捕まえて遊んでいましたし…。しかし、こんな自然の少ない東京ではそんなヤゴでさえ貴重な生き物でして、子供たちにとっては嬉しいものらしいです。

で、困ったのがヤゴのえさ…。ヤゴって動体しか認識しないので、ボウフラや赤虫などの生きたえさを与えるか、死んだえさを目の前で動かしてやらないと食べないのです。子供の頃には裏庭にヤゴの入ったバケツを出しておけば蚊が勝手に卵を産み付けてボウフラさんが発生し、自動的にえさが供給されたのに…。仕方なく、昨日はホームセンターで買ってきた「乾燥赤虫」を割り箸で目の前で振ってやったらしいのですが全く食いつかず…。仕方なく、今日はペットショップへいってみましたが、行った先が大はずれ。ペットショップのくせに魚類は一切扱わず…。こうなったらと、釣具屋さんへ直行しました。さすがは釣具屋さん。しっかりと生き餌を扱っておりまして、冷蔵庫にありました！ぬれた新聞紙にくるまれて袋に入った「赤虫」。

早速家に帰ってヤゴを入れた小さな水槽に大量の赤虫を投入！…ん？…この赤虫ちょっとでかくね？ま、何とか食べられない大きさじゃないだろう…。ってんでしばし観察…。やった！食いつきました！。けど、ヤゴにしてみればやはりかなり大きめで、半分ほど飲み込んだところで休憩…。飲み込んだ体の内部がちょっと透き通って赤いです。で、半分の見込まれていない赤虫はまだ生きておりまして、うねうね動いています。そしたらその動いている方に別のヤゴが！そのまま二匹で睨み合っておりました(笑)。

それにしても、赤虫なんて子供の頃は家の前の側溝に茹だるほどいたのに、今じゃ売っているですか…。何だかなぁ…。ていうかそれ以前に、ヤゴのえさくらい自分で調達してくれよ…坊主達よぉ…。