地球上の小さな日記

繰り返す毎日の中に埋もれてゆく小さく些細な記憶達を、忘れないように書いてます。だから・・・

あの富士の山へ 最終章

2010年09月05日 14時56分26秒 | 小さな日記

六合目から五合目に戻って、家から持ってきた弁当を車の中で食べながら考える。
時計はもうすぐ12時を指すところだから、
もうかれこれここに3時間弱いることになるのか。
本当はこの後下界のどこかで昼飯を食べようかと思っていたのだが、
今こんなに食べてしまうとそれも厳しいだろう。
う~ん。どうしようか・・・。
とりあえずもう少し五合目を散歩してみようか。

と、ハッキリと結論が出ないまま回復した体で「小御嶽神社」に行ってみると、
扇子状の変わったおみくじ有ったので、やってみた。
すると見事「大吉」!!
いやはや、こ~ゆ~おみくじで大吉を出すのは何年ぶりだ?
最近はいつも中間的なやつだからいつも気にしなかったけれど、
やはり大吉だ出るとちょっと嬉しいね!

この時思った。
そうだ。浅間神社に行こう。



というわけで、軽く車で昼寝をした後、
一気に富士山を下って麓の浅間神社に到着。

この浅間神社に来るのは今回で2回目。
実は去年の夏にも来ているのだ。
その時も思ったが、ここの空気は他とは違う気がする。
何かこう、腕のいい整体士にゆがんだ背骨をビシッと整えられたかのような感じ。
神聖な雰囲気に満ちていて、どこから来るのかわからない安心感が有る。





この辺りから腕と首の違和感に気が付き始めた。
つまり、露出している部分が日焼けして赤くなっていたのだ。
まさか、こんなに日焼けすることになるとは思わなかった。
標高の高い山は空気が薄い分紫外線が強いのだっけ?
何かそんな話を聞いた事があるようなないような。
次に来る時はもっと気をつけよう。

時計は15時。
心に充実感を感じながら、帰途に就いた。
何という長い一日だろうか。
いつもと同じ長さの一日なのに、全然違う。
このような休日の過ごし方は、
心に安らぎを与えて麻痺してたものを思い出させてくれる。
いい旅だった。

                      おわり