地球上の小さな日記

繰り返す毎日の中に埋もれてゆく小さく些細な記憶達を、忘れないように書いてます。だから・・・

サンゴの病

2007年06月28日 22時00分22秒 | 小さな日記
最近よく(たまたまか?)テレビで目にするサンゴの異常。
このままではサンゴ絶滅というのっぴきならない事態にもなりうるという。
何てこった!
もしそうなったら大事件だ!!

テレビの話では、サンゴの異常は1998年に遡る。
あの年の夏、ふってわいたように突然世界中で確認されたのが、
「白化現象」というサンゴが白くなってしまう病気。

何故白くなるのかというと、
サンゴにくっ付いて共存している藻類がサンゴから逃げ出してしまい、
その結果色素を失うから(多分)。

そして、藻類がサンゴから離れるというのは、
サンゴにとってみたらシャレにならないことだ。
サンゴはこの藻類が光合成するから生きているようなもの。
だからこの白化現象はまさに生死にかかわる事態なのだ。
ただし、海水温が戻れば元通り元気になるということもあるという。

原因は海水温の上昇。
ここにも地球温暖化の影か・・・。


そして、最近問題になっているのが「ホワイトシンドローム」という病。
白化現象と同じように見えるが、
実は似て非なるものらしい。

白くなるのは同じ。
しかし、これにかかったら最後、
大きなサンゴでも徐々に壊死していき、
最後には骨格がむき出しになって死んでしまう。

白化現象とは違い、確実に死が訪れる。

同じ地域に発症する傾向もあるから感染症の疑いもあるけど、
詳しい事はわかっていないらしい。
もちろん原因も不明。

死を防ぐためには、
壊死する前の白くなっている部分からばっさり切り落とす以外方法はないらしい。
そんなのって・・・。

実は沖縄のサンゴ礁では、
このホワイトシンドロームに感染したサンゴが増えているという。
それによって死んでしまったサンゴの数も、膨大に膨れ上がっているとか。
テレビでは、このままだとあと10年で沖縄からサンゴが消えると言っていた。

恐ろしい話だ。
原因は不明らしいけど、
きっとその因果関係を辿っていけば、
われわれ人間に行き着くことだろう。

詳しい専門的なことは全くわからないけど、
それくらいは容易に察しがつく。
ひょっとすると、地球の異常を完全に止めるには、
(不可能だが)文明を全て捨て去るしかないのではないだろうか?
このまま行けば本当にどこかの映画みたいに、
サンゴどころか生命が存在できない星になってしまうような気がする。

ウ~ム。

この星を死の惑星にしないためにオレ達が出来る事。
きっとそれは身近に有る。
あとは意識の問題。