告知の日からのガン日記(上咽頭がんー丸山ワクチン日記)

08年7月の告知。5年生存率60%の標準治療を断わる。丸山ワクチンを決断。団塊世代、男性。試行錯誤の過程をリアルタイムで

死にゆく母、病院を拒否

2010年08月23日 | Weblog
同居の長男は当時、無職で収入がなく、母親に病院に行こうといったが、金がなかったことで遠慮したのか、104歳になる母親は病院で治療を受けることを断わったという。リウマチで寝たきり状態の母親。昨日の朝刊、死亡届のない白骨の遺体が見つかった事件はまったく人事のように感じないニュースだった。


在宅ターミナルケアでなくなった場合は、在宅医に連絡をとることになる。継続して訪問看護を受けていたのであれば、改めて医師が診察しなくとも死亡診断書は原則、発行できるようだ。最後の瞬間に周囲のものが慌てて救急車を呼び、病院に運ばれてしまった場合は、これまで一度も診察したことのない医師の診察を受けることになる。この場合に医師は死亡診断書を書けないケースも起こりうる。死体検案書から警察の介入(検視)もありうるとのこと。さらに、救急車で病院に運び込まれると本人が望んでいない延命治療もほどこされるかもしれない。スパゲッティの大盛り。末期には医療的な処置を何もして欲しくない意思があるのならば、(民間療法、健康食品にすがる場合を含めて) あらかじめ訪問診療を受けて医師にその希望を前もって話しておくことが賢明のようだ。在宅医から死亡診断書を得て、死亡届を役場(24時間受け付けている)へ提出すると、火葬許可書が交付される。死亡から24時間後、すみやかに荼毘にふされたい。おっと、その前に、医学の発展のために献体に申し込んでいたことを忘れていた。


ガンの宣告を受け、治療を受けても5年生存率が60%だと言われて、抗がん剤を主体とする治療をキッパリ断わった。その時には死も覚悟した。どういう死に方がベストかも考えた。ガンから生還することを期待すべきでない。死を目前にした病人の80%は病院のベッドの上で最後のときを迎えている。しかし、病人の多くは最後の瞬間を自宅で迎えたいと望んでいる。アンケート結果がある。