告知の日からのガン日記(上咽頭がんー丸山ワクチン日記)

08年7月の告知。5年生存率60%の標準治療を断わる。丸山ワクチンを決断。団塊世代、男性。試行錯誤の過程をリアルタイムで

ガン告知からもうすぐ一年目

2009年06月11日 | Weblog
昨年の今頃、ガンはほぼ確定的だった。ガンと告知を受けたのは7月7日だったが、検査を受ける過程でだんだんわかります。

そこで、まず考えたことは、どんな治療法の選択肢があるかということ、そして一足飛びに死んだあとの段取り、葬式や墓をどうするか、荷物の整理について、3つ目に、死に至るまえの段取りについてだ。リビング・ウィルというものがある。ようするに延命治療は断るという姿勢を書いた宣言書のようなものだ。 意識不明で横たわっているガン患者を想像する。そばに立つ医師が家族の者に聞く。延命処置を希望されますか? 出来るだけ長く生きていてほしいと家族は答える。本人は痰がのどに絡まったりして、早く逝きたいと思っているのにいけない。家族にとっては、延命治療は止めてくださいとはいえない。 これからも現世を生きていかなくてはならないのだから。 早めにリビング・ウィルを書いて残しておいた。 ぜんぜん、体調も悪くないのに・・・

もうひとつ、ガン患者にとって必要なことがあると感じてきた。 医師に対して、どんな治療を希望するかを書いた手紙、つまりセラピー・ウィルというようなものだ。 医師はガン患者に対して、標準治療を薦める。それは、もし治療の甲斐なく、亡くなったときでも、家族から訴訟を起こされることがないからでは? そんなことも想像した。ガン患者本人の希望をうけて、抗がん剤を少量にするとか、代替治療を薦めたり、エビデンスのない治療をした場合、あとで家族から非難をうける可能性がある。

私の場合は、標準治療は断るにいたった理由、心情、考え方をつづった書面を医師に渡しておいた。初期の段階で丸山ワクチンだけで様子を見るというので医師からはあきれられたが、書面を書いて出したことが影響しているのか、いまだに経過観察だけの診察を受けにいっても、あまりいやな顔をされないように思う。

いまだに、なんで、ガンが進行しないのか不思議に思っている。