思ったこと

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まず

2012-02-19 | 日記
維新の会やみんなの党等の政策の影響か、最近政治改革(選挙制度変えたり参院無くしたり)の話が出ていますね。

どうも物事がすぐに決まることが絶対善みたいな感じですが、全ての物事がすぐに決まる方がいいなんて事はありえないですね。
いくら決断スピードが求められても、たいした議論や吟味もなく決まって余計悪くなったらどうするんだろう。

「政党同士の無駄な足の引っ張り合い」を理由に決断が遅いと言いながら、それを無くすための改革が同時に「たいした議論や吟味」の余地をも奪ってしまうものであったら、
その制度の改革がたった1度でも決定してしまったら、もう戻れない、今後一生「たいした議論や吟味」のない政策・法律決定システムによってたいした議論や吟味もなく決まって悪くなって滅びるんだろうな。(もしくは栄える?まああいした議論や吟味が無くてもなんとなく賢くて行動力ありそうでみんな認めてる感じの人に任せたらもっとずっと栄えるんだと信じてるんならそのまま信じて行っていつか裏切られて不幸になってください、と思いますが。)

ということにならないためには、やはりこの事自体も「たいした議論や吟味」の余地を持ってから決めるべきだと思いますね。
制度云々よりまずそっちのが大事と思います。
というかそっちが無いまま制度やシステムを変えるのは危険です。
化学実験と同じでほとんどが不可逆(元に戻せない)に近いものでしょうし、
だからといって化学実験と違って失敗作を簡単に廃棄処分できないんですから。