思ったこと

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「なぜそう思うのか」はキチンと説明しないと生きない

2015-03-02 | 日記
先週のチャンネル桜の討論を見ました。
1、2時間目は田母神さんの選挙資金問題で、こちらは詳しく分からないのでとりあえず置いておきまして、
気になったのは3時間目。安倍政権の是非についての議論でしたが、
社長と三橋さんでハッキリ意見が割れていましたね。(

動画を見ていると、やはり社長は安倍総理のことを「信じている」ように見受けられますね。
しかし残念ながら、その「根拠」がよく分かりません。
多分直接話をして、何か確実な言葉を受け取ったんじゃないかと思うのですが、、そこまで具体的に直接そういう言葉を聞いた、という話はされていない。
結局、社長が「安倍さんは日本国や日本人の事をちゃんと考えている」という結論に至っている事についての説得力ある理屈が、今のところ無いんですね。
「米国やそれらに毒された経済界や学者やマスコミやの圧力によって、新自由主義的な路線を取らざるを得ない」という話をよく聞きますが、こういった圧力が、具体的にどこまでどのような形で実際にかかっていて、日本の判断はどこまでのものが許されているのか、「圧力によるやむを得なさ」を主張するには、その辺りの事を内部事情含めて、説得力ある形で具体的に論理的に説明する必要があると思います。機密上、詳しいことは話せないにしても、伏せる所は伏せながら、枠組みだけでもうまくハッキリ話す方法はあると思います。
しかし、そういった形でもそのような「説明」は今のところ無い。

一体この国はどのようなレベルで「主権国家ではない」のか、今、どこまでの事が「日本の意思」として選択できて、その上で、安倍さんはどのような行動としてその「今選択できるうちの、日本国にとってのベストな行動をしているのか」という点を、他の言論人に言わせるでなく、自らキチンと図解でも時間をかけても説明するべきだと思います。
その「キチンと理屈の通った説明」をしなければ、誰も納得できないし、このままでは暴走チックになってしまうでしょう。

この討論では、三橋さんは「正しさ」を軸に話をされていたと思います。
それを「(「正しさ」をいつでも通す事のできない)現実の客観的政治状況」という立場で反対するなら、
それをもっと説得力ある形で具体的に明瞭に説明できなければ、ただの「信者」として(客観的に)捉えられても仕方がないと思えます。逆に、そこをキチンと説明できたなら、これまで霧に隠れた見えざる「圧力」の形がハッキリすることで、今後はもっと現実的に「現実と理想」との折り合いをベターなものにしていく路線が見える光明でもあり、それは日本国の今後にも有用な事なんじゃないかと思われます。