思ったこと

思ったことを書きます

わかりやすいのいいな

2012-01-30 | 日記
去年の動画ですが、こちら()を観れば、
今の政府が正反対の方針を立てていて大変マズい気がしますね。

野田さんは政権を取る前は増税には反対だったようですが、
菅政権で財務大臣になった頃から突然「国債の信認が…」とか「財政規律が…」とか言い出すようになり、今は完全な増税総理ですね。
やはり財務省の言いなりになってしまった、ということなんでしょうか。
上の動画では、米格付け会社が日本の国債を格下げした際、財務省は三橋さん等が言う事と全く同じ理由で「日本は絶対に財政破綻しない」と格付け会社に反論していたようですね。
なのに国内では野田さんはそういった意見にまともに応えることもせず「国債の信認が…」「財政規律が…」といつまでも言い続け、国債発行による財政出動を拒み、増税を進めようとする。
なんでこんなことになってるのか、財務省が利己的に二枚舌でおかしな事をしてるのか、デフレを好む輸出企業や金持ちの圧力によるものなのか、内部事情はよく分かりませんが、上の動画の通りであれば、このままいくと日本経済は悪くなるばかりで、一向に好転の兆しが見えてこないのは違いないですね。

しかし中野さんの説明は分かりやすいですね、別に単純にしか考えていない内容だから分かりやすいということではなく、逆で、説明が分かりやすいから単純に見えるのだと思いますね。それは素晴らしいことだと思います。
説明が下手な人や、回りくどく小難しい用語や式を使い「分からない奴はちょっとは経済学を勉強しろ馬鹿が」という態度で説明する人は、それ自体は別に悪いとまでは思いませんが、結果的に損をしてるのは間違いないですね。もっと説明を噛み砕けば多くの人が理解して納得し、賛同を得て、その人が正しいと思う方向を今より多くの人が望むかもしれないのにね。

個人的には説明が分かりやすいというのはとても大事な事だと思いますねー。
何が素晴らしいって、多くの人に知れ渡るっていうことだけじゃなく、それらの人がその内容について自分なりに再検討したり考えたり意見を言ったりできる、という事だと思います。しかもより詳しく。「理解できた」ということはその内容の一つ一つが自分の中の部品となり、それを使って自分の中で考えを組み立たり再構成したりより深く消化してみたり、能動的に色々な事ができるってことだと思います。
だって分からなければ何も考えたり言うことはできないし、言ったとしても表面的で適当で間違ってる事のが多いし、だから何も言いたくもなくなるしそうやって分からないばかりだともう近づきたくもなくなるでしょうね。その内容が実は正しかろうが間違ってようが、意味わからないからそれ以上何も伝わらないし進まないわけです。
多くの人が自分の考えをより深く持ってまたそれを議論し深めることができるチャンスがは、それが(相手の言う事が)正しいか間違ってるか以前に、分かりやすい説明か分かりにくい説明か、で決まるように思いますね。

物事は噛み砕けば大抵誰でも理解できるものです。
不確定性原理だとかの量子の性質だったりとかの元々の現象そのものが常識外れでイメージしにくい概念でもない限り、
自分の言いたいこととかその理由なんかは、複雑なこと考えてても噛み砕きつつ大筋を捉えていけば簡単な事象に分解しながら体系的にまとまって説明できるだろうので、誰しも理解できるんじゃないかなーとか思っています。

まあ言う人に言わせれば「お前は本当に難しい事を理解してないからそんな分かった事が言えるんだ、そもそもそんな事も理解できないんだから話にならない馬鹿なんだ」って事になるんでしょうねー。
うん、そうなんでしょうね。
だから
こんな僕のような馬鹿にも分かるように分かりやすく説明してくれないと
「損」ですよ、
って言いたいんですよねw

政流

2012-01-28 | 日記
いよいよ自民党が民主党への解散要求を強めてきましたね。
まあ前々から復興の第3次補正が決まったら必ず攻めるだろうな、とは予想されていましたが。

それに合わせて民主・野田政権は社会保障と税の一体改革で同じく増税路線の自民に執拗に抱きついたり、議員削減で比例区を80議席減らすという大胆な案を敢えて出して野党の反発により決定を遅らせているのは、そう遠くない時期に行われるであろう解散に向けて自民の支持率を下げれるだけ下げておくための作戦といった所でしょうか。相変わらず実直さの欠片もない党ですね。

しかしそうやって過去の間違いを認めたり反省せずに無理に前に進もうとするのは、少しでも過ちを認めて謝罪してしまうと「責任を取って辞めろ!」という声が野党・メディア・世論から飛び交ってしまう事を恐れての防衛手段でもあるでしょうから、これに関しては少しのミスでも過敏に反応し、政府が間違いを素直に認めて正しい反省・改善をするチャンスも与えない野党・メディア・世論の風潮の方がおかしいと思います。確かに不謹慎で資質をも疑われるような不規則発言もありましたが、雑談の中での発言だけを過敏に取り上げて、注意程度ならまだしも、不適格だと漬け込むような事はちょっと厳しすぎるし、そんな事で大臣がコロコロ変わっていたら何もできない、という気もします。が、おそらく自民党からすれば、発言以前に元々その分野の経歴や経験の全然ない議員や、過去から疑わしい経歴を持った議員を大臣に据える事が最初から不適格であり、不規則発言を責めたのはあくまでその取っ掛りに過ぎない、という事だろうと思われるので(実際そういう大臣でしたしw)、それはまだしも、むしろちょっとした不規則発言をブームのようにあげつらって取り上げ、その点のみの倫理観を責めて有徳者ぶってるメディアの方にイラっとしましたね。
それと、少しの間違いで「責任を取れ!」「解散だ!」と騒いできたのは何よりもかつての民主党であり、同じ事を自分たちがされても何もおかしくはない、というのもあると思います。要は自分達で節操の無いことをやって自分達の首をしめてきたわけですね。日常もそういう嫌われ者はよくいますw

そして今回の自民党が主張する解散要求。これは真っ当じゃないでしょうか。
マニフェスト選挙がどこまで良いものなのか、信頼できるものなのかは疑問ですけど、
衆議院に関しては2009年の選挙で「自民党は消費税を上げると言っているが、我々はそんなことはしません!」と約束して政権を取り、2010年の参議院選挙では急に増税を言い出し、菅さんの思い付きの還付とかいう見苦しい発言もあって「信が無い」と判断して負けたわけで、その信の取れてない事を推し進めていく野田政権は何一つ筋を通してきていないわけで、正当性はほとんど無いでしょうね。

自民党の課題としては、「(衆院選で)自民が嫌で民主に入れた」有権者の「自民嫌い」をいかに払拭させるかでしょうね。(まあでも参院選では圧勝したわけなので、既に払拭できてる感もあるけど、世論はマスコミなんかでコロコロ変わるし今はどうでしょう。)
元々マニフェストは一つでも違反すれば信を問い直すべきものなのか、そうでなければ何と何とを違反すればそうなるのか、などは決まっていませんし、実際は有権者がどのようになれば裏切られたかと感じるか次第でしょう。それはマニフェストと関係の無い場合もあると思います。
2009年の選挙にしても、マニフェストの中身云々よりも「とにかくこの長く続いた自民党政権を変えたい」という理由で民主を選んだ有権者も多いでしょうし、その場合はマニフェスト違反なんて裏切りと関係無いとも言えるでしょうね。
というような点もあることから、自民からすれば、後はいかに「自民の方が良い」と思わせるかかと。そのためには話題となる政治課題にしっかりした統一見解を示しつつ、実直に筋を通した言動をしていくしかないんでしょうねー(まああんまり自民の具体案を出すと、民主政府がパクる恐れがあるからすぐには出せない、っていう事情もありそうですけど。。)。

まあ個人的にはあまり経済や財政の日和見主義や過度な改革志向じゃなく、国防や国益の具体的方針、長期ビジョンを示した国家観があり、その土台の上での経済・財政・社会保障政策を展開してもらいたいなーなんて思います。

やっぱりまずは

2012-01-25 | 日記
保守・改革、右派・左派・中道とか考えは色々ありますが、
それ以前に、

国政に関し、「国民が国政に深く関心を寄せさせない自由(どこまで意図があるのか、無いのかは分かりませんが)」を選んだメディアの報道により、
成り行きで「国政に関心を寄せない自由」を選んで自ら主権を放棄している国民が多くなっており、

そんな中での「民主主義」がどれだけ浅い思慮で不正確な決定を生んだり、浅はかな誘導に引っかかりやすいかは分かりきったことで、
そんな主権者による国の行き着く先が上手く行かない可能性は極めて高いと言わざるを得ないように思います。

だから色々な考えや主義を決めたりレッテルを貼る前に、
「国民にとって国政がいかに重要であるかを知り、多くの国民が国政に深く関心を持つ」
ことが1番にすべきことなんじゃないかと思われます。

何事をやろうにも
「そもそもやる気がなければうまくいくはずない」
という地点かと。

だから、その初手としてのメディア叩きは全然良いことだと思いますし、
真面目な政治家さんは「メディアのせいにしてはいけない。我々政治家がもっとしっかりせねば…!」とおっしゃいますが、いやいやメディアのせいですよ、ほとんど。
まあ以前に仙石さんとかが不規則発言ばかり取り上げるメディアを批判してましてイラっときましたけど、それ自体は正しいんでしょうね、
ただ自分は、
不規則発言なんかしょうもないのじゃなくて、もっと奥にある悪い点やマズい点を取り上げろ、と批判したいところです。

情報の提供について、捏造・歪曲なんかは明らかに悪い事なのである程度配慮するでしょうが、その他に情報提供者に許された色々な自由の中でも、
「(被提供者にとって)重要な情報を削る自由」
というのは当たり前に行われますが、本来相当罪が重いと思われます。

まあそんなことはいいとして、とにかくもっと詳しく広く深く客観的に、主要メディアで国政についての情報を流すことが第1じゃないかと思いますね。
流し方によっては根本の考え方やイデオロギーによって偏ったりする恐れもあるでしょうけど、
そんな議論をする以前にまず情報が少なく表面的で浅はかすぎるのだから、ごちゃごちゃ考える前に、

まず情報を多く深めろ、と。

極端?

2012-01-21 | 日記
大阪ガスのCMで「~が、スマート」というテーマで
「明日がスマート」「生活がスマート」「街がスマート」「生き方がスマート」「未来がスマート」
というようなのがありますが、
スマートな未来って、それまでに多くの人が死んでいってるのでは、、なんて思ったりします。
たかがCMのテーマであれこれ考えなくてもいいのでしょうけど、
いわゆる「無駄削減」「合理化」「節約」などの流れに乗ったCMだなあ、と感じたりして、
財政規律、議員定数・公務員給与削減、節電、農業の合理化、なんかの強い世論を見ても、社会がどんどんそっち方面へ向かって行くなーという気がします。

デフレの時期に上のような政策をしてもデフレを加速するだけ、といった経済的・技術的な目線での反対意見もありますね、実務的にはそういう目線が大事ですし、説得力もあるでしょうね。
でも、そういう技術的な面を置いておいたとしても
何かを削ることは、その分何かを失ったり、余裕が無くなる、というような根本的な目線での反対意見を持つ人ももっと増えていった方がいいように感じます。

何か物事があって、それが「無駄か無駄じゃないかの吟味」は大事です。その物事についての本来の役割や実質的な内情を詳しく理解できる機会でもあるし、その上で個人だけの目線で見るか、全体の目線で見るか、目先の利益だけ見るか、長い目で見るかの判断も問われるでしょうし、総じて人生の価値観も問われる議題でしょうね。

そういった吟味をすっとばし、メディアのネガティブイメージだけで「無駄だ」「早く削減しろ」「(削減しないのは)保身に逃げてるだけだ」という浅はかな世論はどうなんでしょう。
ちょっと極端で歪んだ見方かもしれませんが、
他人の不幸を喜ぶ、他人の幸福に嫉妬する、幸福だから自分の不正は目をつむる、幸福だから他人の不幸は見て見ぬふり
嫌なことをされたからやり返す、自分は幸福になる権利があり、自分だけ損をするのは絶対許さない、
そんな方向へ行き着こうとはしてないでしょうかね?
世論も政府も含めて、「長い目で見ること」と「全体(チーム)として見ること」が大分薄れていってるような気がしてなりません。
「個人/全体」「目先/長期」どっちも極端ではマズイですけど、ある程度のバランスは必要でしょう。どちらも必要性を理解した上で、そのバランス比率をみんなで決めれたら良いんですけどねー。

人間の体に例えるのは安易ですが、
物を食べたら排泄物はどうしてもできます。
人間はそれを定期的に排泄し、物から得た栄養で生命を保っていますが、
とにかく排泄物を嫌うあまり、「物を食うな」とか「(栄養価の議論を飛ばして)排泄物の出ない物に変えろ」とか「(排泄物と必要物の区別を吟味せず)早く下剤飲んでこんな排泄物出してしまえ」とか「排泄物を作る器官を摘出しろ」とか「(体質や容量を吟味せず)全部栄養として吸収できるような器官に改造するんだ」とか、
言って実行したら、人間弱りますねw
人間の体質が運良くよっぽどうまく適応しない限り。でも人体にそんな進化の潜在力があるかどうかは神のみぞ知ることで。(それを知るには上に書いたような議論や吟味なんか屁みたいなものであるほど、人体についてもっと多くの事を解明・吟味・議論しないと分からないでしょう。)
しかもそんな事をコロコロと目先の都合で頻繁に変えたりしていては、さすがの人体の適応力・潜在力も底を尽きることでしょう。しまいにゃロボットでゼロから都合良く作る方が良いってなるかも、本末転倒w
というようなことにはなりたくないものです。
うん、人間の体に例えるのは安易ですねw

総じて極端にいえばw

もうちょっと。。

2012-01-16 | 日記
どうでもいいことですが、、

ニュースによると(時事通信)
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岡田克也副総理は16日、都内で講演し、消費増税を柱とする社会保障と税の一体改革に関する与野党協議に自民党などが応じないことについて、「中身がおかしいというのであれば、変えることには全くやぶさかではない。議論すらさせてもらえないのは、何のために国会があるのか」と批判した。
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また別のニュースでは(産経ニュース)
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自民党の茂木敏充政調会長は16日のテレビ朝日番組で、野田佳彦首相が強い意欲を示す消費税増税関連法案をめぐる与野党協議について「国会の外での裏取引、談合はやらない。国会というリングで戦いましょうということだ」と述べ、国会審議を通じた議論が望ましいとの考えを示した。
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岡田氏が本当にこう発言をしたのなら、
「何のために国会があるのか」
という批判は、むしろ自分を批判してるようなものですね。
こんな論理違い、中学生以下のレベルですね。。
(自民党 茂木「こっちのセリフだ」 の一手で詰みですねw)

本当、何のために国会があると思っての発言なのでしょう、
事前の裏協議をして、国民に出来レースのショーを魅せる為の国会ということでしょうか?でないと批判の筋が通らない。

まあ実際は与野党共、内容の外での思惑があるんでしょうが(政府民主は確実に法案を通したい、自民は早期解散に追い込みたい)、
結論ありきで言葉で遊ぶのは結構ですが、
もうちょっとまともな言葉を選んでもらいたい。
中学生でも呆れますぜ。。