曳山委員長

港祭りは町内ごとに曳山を神明社に奉納する祭り。
曳山の責任者は曳山委員長として各町内にいる。
祭り当日の服装は2日間ゆかたと決められており、委員長のたすきは統前町から
支給される。
だからゆかたに金地に赤の縁取りで「○○町曳山委員長」と書かれたたすきを
して曳山の前方を歩いているのが町内の委員長だ。

でもその委員長。
全員カンカン帽をかぶっている。
なぜ？

麦わら帽子の一種で英国紳士の間で流行ったものらしいけど、一般的な麦わら帽子
より角ばって硬い。
叩くとカンカン音がするほど硬いからカンカン帽と呼ばれるみたいだけど。
ボーターハットというのが正式名称？

委員長のトレードマークになってるけど、他の町内では委員長経験者であれば
かぶってもいいというところもあるようだね。
うちの町内は持ちまわりだから個人で持ってる人はいないだろう。
なにしろ1万円ほどもするからね。
歴代の委員長の名前がツバの裏に書かれてるよ。

俺、頭でかいからちょっときつい。

そんでみんなが新しくしろって。
注文が間に合うかどうかわかんないけど。