幹事さんのひとりごと

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ぶし色

2011年11月02日 | 地域の話題
「ぶつけたところがぶっし色になった」

昔はプールにずっと入ってると寒くなって震えてきて
「唇がぶし色だねが」とも言われた。

その「ぶし色」とはなんぞやと。

ぶつけて色が変わるのは内出血の色。
唇が黒っぽくなるのも「くすんだ紫色」ってことなんだろう。
その紫を「ぶし色」と言う。
秋田弁というより、北海道や東北の方言として紹介してるとこもある。

「武士」かとも思ってたけどね。
武士が合戦で生傷が絶えず、内出血が体中にできて武士色というんだろうかとも。

「附子(ぶし)」というのがあって、これは毒で有名なトリカブトのことだ。
事件で毒が有名になったけど、実は花やくきや根など漢方の薬として使う。
薬として使う場合は「附子(ぶし)」と呼び、毒となるときは「附子(ぶす)」と
呼ぶみたいだ。

ちなみに、トリカブトの毒に侵されると精神に異常をきたしたり、顔の表情が
おかしくなったりすることから、不美人をブスと言うようになったという
説もあるらしい。

そのトリカブトの花の色がきれいな紫で「ぶし色」というのが語源?

でも、実際には「ふし色」というのがある。

紫っぽい薄茶で着物などの色によく使われるみたい。
内出血の色はどっちにも近い気がするけど・・・

いずれにしても「ぶし色」ってあんまり使わない言葉。
古くは使っていた言葉かもしれないけどね。
古語が残ってる秋田弁としてはあり得ることだな。


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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ぶし? (るーと356)
2011-11-02 09:31:32
釧路に住んでるときは
「ぶすいろ」という言葉できいてます。
私的にはものすごい抵抗のある言葉でしたので
「あおたん」と言っておりましたがこれも北海道あたりの方言みたいですねぇ。
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あったな (雲板)
2011-11-02 11:48:51
昔の「祭りのしおり」に
「まつりの定義」ってんで そのひとつに
翌朝になって、脚はもちろん、躰のあちこちがブシいろ(これは秋田辯でもなければ
方言でもない。立派な日本語ですぞ)になっていなければならぬ。 って

附子色・付子色って、どっかの方言だと思うけどね
以前は、ここいらでも普通?に使われてたけど ただ、「ぶすいろ」だったように?
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言わねぐなった (夫婦岩)
2011-11-02 11:50:19
んだすな……。初めて聞きましたもん。ぶし色?(秋田弁だばぶすぃろかな)


あまりいい響きでもないし(笑)
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ぶし色… (てぃーぼー)
2011-11-02 12:39:59
昔、足首ねんざした時、爪先から足首まで見事なぶし色になった事が…
オレはふつーに使う。
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あんまり聞かないけど (幹事)
2011-11-04 09:20:00
使う人もいるんだね。
内出血の色としていい意味で使うことはほとんど聞かないけどね。
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そうだ! (Unknown)
2012-06-14 18:56:25
ぶし色を普通に使ってましたが、出身が九州の夫に言って通じなかったので、ようやく方言じゃ?と思いました。今でもぶし色になった時につい口をついてででしまいそうになり、頭の中で青あざと翻訳しています。でも、ぶし色と青あざは違うような?
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青あざ (幹事)
2012-06-15 08:38:11
青い状態では「青たん」と呼ばれてたなぁ。
どす黒い赤紫が「ぶし色」と言われた。
今じゃとしょりしか使わない言葉だな。
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