幹事さんのひとりごと

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女郎花

2016年10月02日 | ひとりごと


「女郎花」
「オミナ」とは女性のことで「エシ」は飯のこと。
「オミナエシ」は飯炊き女ってことか?
黄色いオミナエシを粟花、白い花をオトコエシを米花と呼び、
「女郎花」「男郎花」という漢字をあてはめたようで。
貴族の令嬢、令婦人の敬称が「女郎」だったことが由来とも言われる。

秋の七草として有名な花だな。

ところで「秋の七草」は、奈良時代の歌人、山上憶良(やまのうえのおくら)が
万葉集において選定したんだそうな。

「秋の野に 咲きたる花を
  指折り(およびをり)
  かき数ふれば
  七種(ななくさ)の花
  萩の花 尾花葛花 撫子の花
  女郎花 また藤袴
  朝貌(あさがお)の花」

1.萩(はぎ)

2.尾花(おばな)→ 薄(すすき)

3.葛花(くずばな)→ 葛(くず)

4.撫子(なでしこ)

5.女郎花(おみなえし)

6.藤袴(ふじばかま)

7.朝貌(あさがお)→ 「朝顔」ではなく「桔梗」

ここで山上憶良が詠んだ歌には「七種(ななくさ」となっている。
実は「七種」は春の七草のことを指す場合が多く、粥に入れて食える
ものを言うんだと。
昔は漢字が違ったんだろうけどね。
今は一般的には年初に雪の間から芽を出した草を摘む「若菜摘み」という
風習があり、これが七草の原点で「春の七種」。
中国から伝わった旧暦1月7日に、「七種菜羹」という7種類の野菜を入れた
とろみのある汁物を食べて無病を祈る習慣によるもの。
「秋の七草」は花をめでる風習が発端で意味合いが違うんだろうな。

他にも「昔の七草」というのもある。
いね・あわ・きび・ひえ・ごま・あずき・みの

「夏の七草」というのもある。
あかざ・いのこづち・ひゆ・すべりひゆ・しろつめくさ・ひめじょおん・つゆくさ

なんじゃいな。
つゆくさとしろつめくさしか知らないぞ・・・

ところで秋の七草。
藤袴、桔梗なんかは、絶滅危惧種になってるそうで。
自然の草花が消えて行くのは単純に定めだと言えないだろうな。


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2 コメント

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五穀豊穣の (夫婦岩)
2016-10-03 13:11:31
五穀とは何か?と会長に訊かれたのを思い出しました。
米、麦、あわ、豆、きび…あわもきびも食うことねぇ。(笑)

夏の七草、本当になんじゃいな?ですね。
絶滅しちゃったのか……
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戦後の (幹事)
2016-10-04 12:17:48
食糧難のころは雑草まで食ったという話もあり、秋田じゃそれほど
食いものに苦労しなかったという話もあり。
五穀豊穣って今時の人は食わないね。
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