マル鉄回顧録

鉄道写真・鉄道模型を始め、バスやトラックなど、乗り物中心のブログです。昔の写真はマル鉄鉄道写真館で再編集しています。

JR東日本と那須町の良い話

2012-04-18 07:09:00 | 写真無しの情報など
おはようございます。

昨日、昼休みで何気なく見かけた記事。
トップニュースの項目にも出ていたので、目にした方も多いかも。

以下、引用です。


下野新聞(4月16日 朝刊)

 昨年暮れ、JR東日本の首都圏の駅に那須町の観光ポスターが張り出された。町観光協会が制作したポスターを同社が自社の業務用として扱ったため、掲示は無料だった。町にとっては異例のことだった。

昨年3月11日の東日本大震災発生直後、同町に上下2本の東北新幹線が緊急停止した。夕方、JRから町に乗客の一時受け入れ要請があった。町は当初、体育施設への避難を考えたが、雪が舞う寒さなのに暖房設備がない。

高久勝町長の判断で町内の観光ホテルに打診したところ、七つのホテルが受け入れを了承した。町はバスを手配し、誘導のため消防団が待機した。

午後10時ごろ、JRから正式の要請があり、消防団の投光器が新幹線高架を照らす中、707人が作業用通路を降りた。全員が退避したのは午前1時ごろだった。

ホテルがある地区は停電を免れていた。乗客は暗闇と寒さから解放され、町やホテルが用意した食事をとった。後日、JRはホテル側に費用を請求するよう求めたが、ホテル側は請求しなかった。

ポスターの件をJR東日本は「3月11日の御礼ということではない。ただその後、観光協会さんと連携を取ることが増えた。那須町も風評被害で大変なので協力し合っている。今後も相談しながら」という。ちょっといい話。


ちょっとではなく、すんごく良い話だと思う。
思惑の無い、やらせでもない、本当の思いやり、協力、協働。

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コメント (2)
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