今日は 天・地選の発表の日
天は一人選ばれます。
今回の天
熱燗の腹の継ぎ目のかたちかな 常幸龍BCAD
熱燗を飲んだ時のきゅ~~っとなる感じを こんな言葉で表現できるとは!!反対のことも言えますね夏の暑いときに 冷たいものをぐびぐび飲み干したときの 食道の道筋がちゃんとわかる感じ 冷たい水が今私の中を通っているというあの感じ・・・それを俳句にしちゃうなんてすごいねえ
*先日ご紹介させていただいた句の助詞,記述を複数回も間違えて掲載してしてしまいました。見直していたつもりでしたが相当慌てていたようです。
作者の常幸龍さん、たいへんな失礼を何度も本当に申し訳ありません。このブログ記事を読まれた方にも 心よりお詫び申し上げます。
そして地選に わが俳句部のリーダー⑦パパさんの句が選ばれていました!!
熱燗や恩師はだいぶ縮んでた ⑦パパ
だれでも年をとるものなのに ひさしぶりにあった人がずいぶんと様変わりしていて驚くことはあるものです。特にお世話になった先生というのは 昔のままの姿で記憶されています。声の大きさ、しぐさなど特徴的なことも・・なぜだか昔の姿のままで記憶している・・・でも先生も年をとります。久しぶりにあった先生・・・記憶とちょっと違うけど 話しているうちに昔とかわらいところも見つけることはできたのでしょうか・・・
ぱぱさん、おめでとうございます。お祝いのお膳にはやはり熱燗?
さて今日のご紹介は 私と一緒の並選のみなさん
わたしと一緒で一生懸命考えて 投句したけど人選にはいれなかった悔しさがあることでしょう。次また頑張りましょう。私も頑張る!
熱燗や分子のゆらぎゆらぎ食む 研知句詩
これまた難解な・・・物質は分子でできている。これは確か理科で習いました。ということはお酒も お酒の肴も分子でできてます。そして熱燗ですから当然熱を加えておりますので 分子運動が活発になってくるのですね 熱せられ分子運動の活発になりゆらいだ状態の分子の集合体~熱燗~を生命体研知句詩さんがいただいたということでしょうか・・・
熱燗や歩道濡れて光りたり 案山子
熱いお酒の対比として 雨上がりの夜の歩道の冷たい感じを句になさったのでしょうか
目の前には 熱燗・・今日の帰り道は寒かった。雨あがりの歩道が 街灯に照らされてひかっていたなあ。急いで帰ってこうやって暖かい食卓に向かって 熱燗を飲む。体があたたまってくる・・・
熱燗の湯気の香まで一呑みで 季切少楽
熱燗を薬缶のお湯で温めている。部屋もだんだんあたたまってきたけどまだ湯気が見えるくらい寒い。熱燗の熱さを湯気と一緒に一呑みでいただこう。体の芯まであたためたい。
口を寄す熱燗や潮満ちる まこ
盃に満たした熱い酒・・・こぼさぬように そして熱さを楽しみながらそっと口を寄せて飲み干す そうすると体の中に吸い込まれるように熱い酒がしみこんでいくようだ。酒のうまさと温かさが潮が満ちてくるように 自分の体にみたされていく。
熱燗や恋占いは当たらない かたちゃん
この間の占いではこの恋は吉とでたのに、この結末は一体なぜ!!
腹がたつやら悔しいやら・・もう今夜は飲むしかない。まずは熱燗で勢いをつけて !ママ!もう一本つけといて!!
並ぶ地下足袋熱燗の立ち飲み屋 千鳥城
暖簾の向こうにはもうたくさんの客が集まっているようだ。ふと下をみると
地下足袋が並んでいる。みんな仕事がはけてからまっすぐ来たな。よし、俺も一杯のんでいこう。
続いて 月曜日の よしあきさんセレクトの句
熱燗のつけかたググる泣き上戸 みほめろ
わたしが熱燗の句を考えているときに 「泣き上戸」という言葉は全くうかんでこなかったのでみほめろさんの「泣き上戸」という言葉がとても新鮮に響きました。熱燗も今では「ちん!」の時代です。北海道では昔からストーブの上には 蒸発皿といって 水を入れた金盥を載せたり 大きな薬缶をのせたりしていました。だから熱燗は ストーブの上の金盥や 薬缶に徳利をつけて熱燗にしていました。ついでに ストーブの上で氷下魚(こまい)とかするめ焼いてました。
今回も お仲間の句でいろいろと感じたり考えたりすることがあり 勉強になりました。読み返してみると 句の言葉について考えてみたり、頭に浮かんだことを小さな物語風に書いてみたり いろいろな形の文章となりました。鑑賞とはいえないようなものですが、お許しください。
今回の兼題『熱燗』について調べましたが、熱燗にあう肴に大いに脱線(笑)ようやく送った1句をよしあきくんに選んでいただけて、嬉しかったです。
投句から発表までのラグがあるので、今の視点で気づくこともありますよね。
お酒はいける口なんですが、それでもいい句が浮かぶわけでもなく・・・狐火よりはずっと日常的なお題なはずなんですけどね (;^_^A
俳句部作って良かった。みんなが自分のことのように
喜んでくれるのです。
昨日はめちゃ一人でお祝いしました。熱燗4合瓶✖
2本www
でも良い酒だったので目覚めもバッチリ
出来たての句を 投句するときは いい句ができたと思っているのですが 日があってから見直すと おっしゃる通りあたらな気づきがありますね、またお仲間からのアドバイスでそうだったと思うこともたくさん。
私は 下戸でお酒飲めないのでなかなか考えが広がっていきませんでした。でも句にするというのは 飲んでも飲まなくても むずかしいものですね
兼題からなかなか考えが広がらずに思考がストップすることもしばしばですが悩んでいるのも今は楽しいです。そして2週ごとに悩む種が変わるというのもよいのでしょうね。先ほどやっと鷹が6羽ほど 松山に飛び立ちました(笑)
こちらの俳句部入部させていただいて
俳句を作る喜びやら
仲間と交流する楽しさを 味合わせていただいています
パパさん、ありがとうございます
これからもよろしくです
自句について取り上げていただきありがとうございます。ただ上五は「熱燗や」ではなく「熱燗に」です。
申し上げるべきか迷いましたが自分でもこだわっていた部分ですのでご指摘させていただきました。
また一緒に俳句頑張りましょう。
失礼しました。
ありがとうございます。
常幸龍さんこそ「天」おめでとうございます。
内側か~ 50句も作ったのに内側は作れなかった。
猛省しております
助詞選択は作者の思いの強くあらわれるところ
つくるとき、詠むときに意識されるとこらなのに
自分の俳句に対する姿勢の甘さでもあると思います
この度は天、おめでとうございます
自分の内部への意識・・・勉強になりました
そして拙ブログ読んでいただけてたとは ・・・
驚きです。ありがとうございます。
せっかく直していただきましたが、でもまだなんかちょっと違う気がします(*^^)v