今回の旅で、正岡子規という人が、みかん王国出身ということがわかり、それに由来するものがたくさん町にあるということがわかりました。全部は、見てくることはできませんでしたが、町全体で大切にしておられるようです。
正岡子規に関する私の知識といえば、教科書にでてきた俳人であり、結核をわずらい、
へちま咲き 痰のつまりし 仏かな など、壮絶な闘病生活を送りながら俳句を残した人ということしかしりませんでした。
でも、そうじゃないところが実に多いのですね。野球という名前を考え出し、このスポーツをみかん王国に広げたのも彼だそうです。また新聞社に勤めていたこともあり、社会人として働いていた時期もあることもしりました。私たちと同じように、生き生きと青春を過ごした人でもありました。司馬遼太郎の「坂の上の雲」を読んだり、町を歩いているうちにいろいろ彼の別な側面を今回は知ることができました。まだほんの一部ですけど・・・
子規が学生時代をすごした小さな住まい・・・中に入ることもできましたが、今回は眺めるだけに・・・
夏目漱石との親交もあったようで、子規堂の敷地にぼっちゃ列車も展示してありました。
今回この旅行に行く前に漱石の「ぼっちゃん」を読み返してから行ったのでしたが、マドンナとか道後温泉とかの記述は、思いのほか少なく、特にマドンナに関しては読者の皆さんがずい分と想像を楽しまれているのだなあとあらためて思いました。
子規の記念館や「坂の上の雲ミュージアム」などまだ見たいところはいっぱいありましたが、まだ「坂の上の雲」は全八巻読んでないし、正岡子規の俳句についてもまだあんまり読んだことないし・・・・で、今回はお預けにしました。この次、行くときには、ばっちり読んでから行きたいと思います。
今年の秋のNHKドラマ、楽しみです