
この季節も終わりだわ・・・・大好きなモモ
死ぬ前に食べたいもののひとつ
大好きなものを食べると言うのは 何の問題もないけれど
山を歩いたりするときは 食べると言うことが 命の存続にもろに絡むことがあると思います

人は疲れすぎると おなかは減っているはずなのに あまり食べられなくなる
今回の トムラウシ行きでは 写真のような 栄養ドリンクにえらくお世話になりました
4日に山旅なので一日1本の計算で4本持っていったけど 三日目のトムラウシに行くときに2本飲んだので 最後の天人峡へ降りる日には 栄養ドリンクはもうありませんでした
塩入羊羹だの チョコバーだの 豆乳入り、果物入りのおやつだのいろいろもっていったけど
最後の日はどれも食べる気になれない
そこで 目をつけたのが

こちらのコンデンスミルクのチューブ・・・
これ1本で 実は330キロカロリーある
つまり 一食分のカロリーがこれでとれることになるのです
最後の日 わたしはこれ一本を昼食代わりにして降りてきました
私の下山のカロリーを支えてくれました
味など感じないで とにかく飲み込みました
実は朝食の ラーメンがちょっときつくて 前半ひさご沼から化雲岳にむかう途中 気持ち悪くて ちょっと戻しそうになったけど
戻してしまうと 歩くエネルギーがなくなる!!と必死で我慢しました
そして コンデンスミルク
これで天人峡の長いくだりを下りきることができました
帰ってきてから 数年前のトムラウシでの 遭難事故の記事を読みました
亡くなった方の中で 行動食もほとんど食べられず低体温症を発症しなくなった方がおられます
食べられなかったら あの山は登ることは決してできません
天候が悪いときはなおさらですが 天候がよくても 食べられない人は 登山は不可能だと思います
今回のトムラウシ・・・・
ちゃんとのぼって そして帰ってこられたのは
私の「食べなきゃ」っていう思いと実際に がんばって食べたからだと思います