先日買ったCDを聴いた.C.ドホナーニ指揮+クリーヴランド管弦楽団による,マーラー・交響曲第1番.
金管楽器群を中心に高水準に安定した技術と,抑制的なアンサンブルが特徴の模範的演奏.とくに,マーラーの大編成オーケストラにおいて,強奏時にもちゃんと各パートが聴き取れることには驚き.また,徹底した譜面遵守に一貫されており,このあいだの同コンビによるショスタコーヴィチ(「C.ドホナーニ+クリーヴランド管=ショスタコーヴィチ・交響曲第10番/2015-11-01」)に見られたような余計なルバートもほとんどない(もっとも,マーラーのばあいルバートに相当するテンポ操作が事細かに記譜されているので,それ以上やる必要がないけれど).録音は極めて優秀で,第3楽章冒頭の温かなティンパニの音響の魅力たるや,その所産の最たるものと言えるだろう.
マーラー: 交響曲第1番『巨人』
クリーヴランド管弦楽団,
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮),
TOWER RECORDS,PROC-1483
金管楽器群を中心に高水準に安定した技術と,抑制的なアンサンブルが特徴の模範的演奏.とくに,マーラーの大編成オーケストラにおいて,強奏時にもちゃんと各パートが聴き取れることには驚き.また,徹底した譜面遵守に一貫されており,このあいだの同コンビによるショスタコーヴィチ(「C.ドホナーニ+クリーヴランド管=ショスタコーヴィチ・交響曲第10番/2015-11-01」)に見られたような余計なルバートもほとんどない(もっとも,マーラーのばあいルバートに相当するテンポ操作が事細かに記譜されているので,それ以上やる必要がないけれど).録音は極めて優秀で,第3楽章冒頭の温かなティンパニの音響の魅力たるや,その所産の最たるものと言えるだろう.
マーラー: 交響曲第1番『巨人』
クリーヴランド管弦楽団,
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮),
TOWER RECORDS,PROC-1483