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ケニチのブログ

ケニチが日々のことを綴っています

G.ノセダ+BBCフィル=マーラー「交響曲第10番」

2016-01-10 | 音楽 - マーラー
 先日買ったCDを聴いた.G.ノセダ指揮+BBCフィルハーモニックによる,マーラー・交響曲第10番.

 終始速めのテンポながら,細部まで丁寧に表情付けされた演奏.BBCフィルは高水準に安定した技術と,強奏時もうるさくならない至極上品なアンサンブルですっきり聴かせる.録音は優秀.


MAHLER: Symphony No.10
BBC Philharmonic,
Gianandrea Noseda (conductor),
CHANDOS,CHAN 10456

D.ジンマン+チューリヒ・トーンハレ管=マーラー「交響曲第6番」

2016-01-04 | 音楽 - マーラー
 先日買ったCDを聴いた.D.ジンマン指揮+チューリヒ・トーンハレ管弦楽団による,マーラー・交響曲第6番「悲劇的」.

 終始やや遅めのテンポを採り,スコアの隅々まで丁寧に再現した模範的演奏.チューリヒ・トーンハレ管のシャープかつ品のあるアンサンブルはここでも健在である.ハンマーの打撃も号砲のような迫力.録音は,残響を美しく捉えて優秀.唯一ケチを付けるとすれば,今どきこの曲の演奏が2枚のディスクに股がるのは,鑑賞するうえで不便だということ.やはりスケルツォ楽章が不必要にスローすぎるのだろう.


MAHLER: Symphony No.6 (2SACD)
Tonhalle Orchestra Zurich,
David Zinman (conductor),
RCA RED SEAL,88697 36465 2

S.ラトル+ベルリンフィル=マーラー「交響曲第6番」

2016-01-01 | 音楽 - マーラー
 先日買ったCDを聴いた.S.ラトル指揮+ベルリンフィルによる,マーラー・交響曲第6番「悲劇的」.

 譜面を丁寧に再現しながらも,推進力を持ち合わせた演奏.ラトルは,とくに弦楽器セクションに対して特徴的なアクセントを要求するなど,音楽の輪郭をシンプルにすることに努めている.また,彼特有のぎょっとするような誇張が何ヶ所かで聴かれるのはご愛嬌.ベルリンフィルは,ライヴゆえの単純なミスもあるが,持ち前の技術の高さで終始緊張感あるアンサンブルを聴かせている.録音は鮮明だが,ダイナミクスレンジに乏しいのが残念.


GUSTAV MAHLER: Symphony No.6 in A Minor
Berliner Philharmoniker,
Sir Simon Rattle (conductor),
Berliner Philharmoniker,BPH 06 08

G.ヘルビッヒ+ザールブリュッケン放送響=マーラー「交響曲第6番」

2015-12-29 | 音楽 - マーラー
 先日買ったCDを聴いた.G.ヘルビッヒ指揮+ザールブリュッケン放送交響楽団による,マーラー・交響曲第6番「悲劇的」.

 全体的に速めのテンポを採り,柔らかなアンサンブルで聴かせる優しいマーラー.随所で勝手なルバートが聴かれるが,シンプルな曲作りのなかでさほど作為的に響かず,わりあい自然である.ザールブリュッケン放送響は,ライヴゆえの瑕疵もほとんどなく充実の演奏を繰り出しており,終演後のブラボーの嵐も納得のいくところだ.録音鮮明.


GUSTAV MAHLER: Sinfonie Nr.6
Rundfunk-Sinfonieorchester Saarbrücken,
Günther Herbig (conductor),
BERLIN Classics,0094612BC

C.ドホナーニ+クリーヴランド管=マーラー・交響曲第5番

2015-11-04 | 音楽 - マーラー
 先日買ったCDを聴いた.C.ドホナーニ指揮+クリーヴランド管弦楽団による,マーラー・交響曲第5番.

 全体として,金管楽器群を筆頭に充実したオーケストラの技術と,丁寧な譜面再現の模範的演奏.ドホナーニは強奏時にも力まないストイックな曲作りに徹しており,それは第1楽章冒頭の冷ややかなファンファーレを聴くだけで明らか.昨日の同第1番(「C.ドホナーニ+クリーヴランド管=マーラー・交響曲第1番/2015-11-03」)といいマーラーの音楽は,余計な演出をしなくても十分に劇的で面白いのだということを教えてくれる.録音は極めて優秀.


マーラー: 交響曲第5番
クリーヴランド管弦楽団,
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮),
TOWER RECORDS,PROC-1484