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ケニチのブログ

ケニチが日々のことを綴っています

岡田博美 ピアノリサイタル

2022-05-22 | 音楽 - ベートーヴェン
 昼すぎ,電気文化会館にて行なわれた,岡田博美のピアノリサイタルを聴いた.古典から近現代までの幅広いプログラムを,正確かつ流れるような明朗のタッチで,一息に弾き進めていく.演奏中もその前後も,顔色一つ変えずに淡々と振舞う岡田氏だが,学習者も多いと思われる今日の会場に向けて,「難しく考えずにとにかく弾いたら?」と,デモンストレートして見せるかのようだった.


岡田博美 ピアノリサイタル
【日時】2022.5.22 14:00-
【場所】電気文化会館 ザ・コンサートホール
【曲目】
■シューマン: 子供の情景 Op.15
■ベートーヴェン: ソナタ ハ長調 Op.53「ヴァルトシュタイン」
■矢代秋雄: ソナタ
■ドビュッシー: 子供の領分,喜びの島
■矢代秋雄=岡田博美編: 夢の舟 (アンコール)
■ショパン: エチュード Op.10-12「革命」,Op.25-1「エオリアン・ハープ」 ( 〃 )
■ベートーヴェン: エリーゼのために ( 〃 )

クララ カン&キム ソヌク=ベートーヴェン「ヴァイオリンソナタ全集」

2022-04-18 | 音楽 - ベートーヴェン
 先日買ったCDを聴き終えた.クララ=ジュミ・カンのヴァイオリン,キム・ソヌクのピアノによる,ベートーヴェン・ヴァイオリンソナタ全集.

 どのナンバーも,正確かつ細部まで念入りに譜面を再現した演奏.カンのヴァイオリンは,やや線の細い音色ながら,レガートを主体とした明朗の曲作りで,キムがこれに穏やかなタッチのピアノで寄り添う.もちろん,ベートーヴェンならではの力強さも聴かれるが,いずれもヒステリックなものでなく,あくまで前後の流れに馴染んだ品やかなサウンド.アルバム全体としては,やはり大人しい印象に終始し,もとより作曲者がヴァイオリンという楽器を通して,よそよそしいまでに平易な音楽でしか語らなかったことに,改めて気付かされる.録音は鮮明で,彼らをそのどちらに近接するでもなく,豊かなホールの響きのなかに捉えたもの.


ベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ全集 (4CD)
クララ=ジュミ・カン (ヴァイオリン),
キム・ソヌク (ピアノ),
キングインターナショナル,KKC 6409

デュエットゥ「ベートーヴェン連弾パーティー」

2022-03-27 | 音楽 - ベートーヴェン
 先日買ったCDを聴いた.デュエットゥのアルバム『ベートーヴェン連弾パーティー』.

 ベートーヴェンのピアノピースや室内楽,オーケストラ曲を,春畑セロリによる現代的かつポップなアレンジで聴かせる連弾アルバム.デュエットゥの演奏は,正確な技術と明るいタッチに安定しており,次々に顔を出す馴染みのメロディが,その原曲の世界へも聴き手をいざなってやまない,楽しい30分間である.録音は鮮明で,楽器そのものとホールの響きの両者をよく捉えたもの.


ベートーヴェン連弾パーティー
デュエットゥ (ピアノ),
日本コロムビア,COCE-36506

ノイダウアー+カペラ アクイレイア=ベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲」他

2022-03-15 | 音楽 - ベートーヴェン
 先日買ったCDを聴いた.L.ノイダウアーのヴァイオリン,M.ボッシュ指揮+カペラ・アクイレイアによる,ベートーヴェン・ヴァイオリン協奏曲ほか.

 どのナンバーも,譜面を正確かつ,アクセントの効いた涼やかなアンサンブルのなかに追った演奏.ノイダウアーのヴァイオリンは,安定の技術で弾きこなすいっぽうで,強弱や表情の変化に乏しく,ソロイスティックな楽しさに欠ける.ボッシュ率いるカペラ・アクイレイアは,小編成ならではの力強い曲作りに一貫しながらも,やはりずいぶんそっけないのが残念.とにかく歌えばいいとは思わないまでも,自分たちの音楽にもう少し聴き入ってもよいのではないか.録音は鮮明で,各セクションを間近から捉えているが,それらが塊になって鳴るような,奥行きのないサウンド.残響の少なさもその一因だろう.


Beethoven・Violin Concerto op. 61
Lena Neudauer (violin),
Cappella Aquileia,
Marcus Bosch (conductor),
cpo,777 559-2

テツラフ+チューリヒ トーンハレ管=ベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲」他

2022-03-06 | 音楽 - ベートーヴェン
 先日買ったCDを聴いた.C.テツラフのヴァイオリン,D.ジンマン指揮+チューリヒ・トーンハレ管弦楽団による,ベートーヴェン・ヴァイオリン協奏曲ほか.

 やや速めのテンポを採り,譜面を正確かつ細部まで念入りに再現した演奏.テツラフのヴァイオリンは,いくぶん細い音色ではあるが,充実の技術とディナーミク豊かな曲作りに安定している.ただし,各フレーズの開始時に僅かな溜めが入り,これがワンパターンの感じも.ジンマン率いるトーンハレ管は,ほどよいアクセントの効いた整然のアンサンブルでバッキングする.録音は鮮明で,めいめいのプレイヤーとオーケストラ全体の振舞いの両者を,美しい残響のなかに十分に聴かせるもの.とりわけ,低音楽器群のアタックをよく捉えており,いかにも伸びやかなヴァイオリン的カンタービレに終始しがちなこの曲の,リズミカルな一面を率直に引き出している.


ベートーヴェン: ヴァイオリン協奏曲&ロマンス
クリスティアン・テツラフ (ヴァイオリン),
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団,
デイヴィッド・ジンマン (指揮),
BMG JAPAN,BVCE-38094