先日買ったCDを聴き終えた.長谷川陽子のチェロ,松本和将のピアノによる,ベートーヴェン・チェロソナタ全集.
どのナンバーも,譜面を正確かつ細部まで念入りに再現した演奏.長谷川のチェロは,ややハスキーな音色ながらも,安定の技術と力強いボウイングが快適で,松本がわりあい穏やかなタッチのピアノで,これに寄り添う.録音は鮮明であるが,彼らの呼吸音を大きく拾っており,鑑賞の上で鬱陶しい瞬間も.これはもちろん,プレイヤー側の問題でもある.クラシック演奏の初歩に,フレーズに合わせて呼吸すべしという昔ながらの教育法がある.その是非はひとまず置いておくにしても,いちいち聴こえるように行なえということではないし,あくまで音楽を生かすための手段なのであって,単なる慣習として形ばかりに行なわれるとしたら,何の意味もなさないのだ.
ベートーヴェン: チェロ・ソナタ全曲 (2CD)
長谷川陽子 (チェロ),
松本和将 (ピアノ),
Nippon Acoustic Records,NARD-5079/80
どのナンバーも,譜面を正確かつ細部まで念入りに再現した演奏.長谷川のチェロは,ややハスキーな音色ながらも,安定の技術と力強いボウイングが快適で,松本がわりあい穏やかなタッチのピアノで,これに寄り添う.録音は鮮明であるが,彼らの呼吸音を大きく拾っており,鑑賞の上で鬱陶しい瞬間も.これはもちろん,プレイヤー側の問題でもある.クラシック演奏の初歩に,フレーズに合わせて呼吸すべしという昔ながらの教育法がある.その是非はひとまず置いておくにしても,いちいち聴こえるように行なえということではないし,あくまで音楽を生かすための手段なのであって,単なる慣習として形ばかりに行なわれるとしたら,何の意味もなさないのだ.
ベートーヴェン: チェロ・ソナタ全曲 (2CD)
長谷川陽子 (チェロ),
松本和将 (ピアノ),
Nippon Acoustic Records,NARD-5079/80