УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

『エクソシスト』

2014-01-27 17:03:31 | 映画

ウォンカチョコ、買いました~。
とりあえず、青いヤツを食べてみましたが・・・
ベリー系(ガム)味の砂糖っぽいジャリジャリしてるのが入ってる感じです。
最近、チョコと言えばフェアトレードのチョコかきのこの山(笑)くらいなので、比べるのもなんですが、フェアトレード品に比較すると、案外チョコっぽくない、というかカカオっぽくないんだね~、と思ったりして。
これは、多分ウォンカチョコが、っていうのじゃなくて一般の市販されているチョコとフェアトレードのチョコとの違いっていう事なんだろうけどね~。
フェアトレードのチョコレートは、シンプルで素朴なんだけどなんつうか、複雑な味、という一見反対の特徴を持ってるような感じなんですね~。
簡単にいえば、グラニュー糖と、サトウキビそのものの糖分、その差っていうか。
生のサトウキビ齧ったあの甘さとグラニュー糖の甘さ、その違いと似ているような気がします。
サトウキビそのままの方が手を加えておらず、素朴でシンプルな甘さなんだけど、その中に雑多な様々な風味が残るっていうかね~。
グラニュー糖だと「甘い」以外はあまり感じられないという、そーいう差がチョコにもあるっていう感じというか。

で、レンタルしていた「エクソシスト」を、昨晩見ました。
昔、確かに子供の頃映画館で見たし、かなり当時ショッキングっていう感じで話題になった映画でしたが、実際に今現在見てみると・・・
案外、「静か」な作品だったんだな~というのが第一印象です。
というので、「怖い映画」とはやはり思わなかったなぁ~。
もちろん、ショッキングなシーンはたくさんあって、そのあたりが話題になっていた一因だとは思うけど、通してみると静かな場面の方が基本のトーンのような気がします。
悪魔がついた少女を救う、っていうのが目的とは言え、真実のテーマは、そのエクソシストを行うカラス神父の内面での葛藤、「神はいるのか?いるなら何故助けを求める自分(我々)に答えないのか?」
という、神父であれば考えてはいけないような基本中の基本の疑問、それに対する葛藤、それがテーマなんだろうなぁ~と。
そして、それはカラス神父だけでなく、基本的にキリスト教徒であるだろうこの映画を見ている観客たちにも投げかけられた問いかけ、なのかもしれません。
神の存在を信じる、実証するためには、悪魔の存在が必要なのである、故に神は悪魔を滅ぼすことはしない、どんなに悪魔が人間を誘惑し、害を与えようとも・・・っていう、裏設定(?)この証明みたいな一面もある、というか。
日本にキリスト教が伝わった戦国から安土桃山時代あたり、織田信長はわりとキリスト教布教に関しては理解を示し(彼自身が日本既成の宗教団体と反目していた、っていうのもありかとも思うが)その後、彼の後を次いで日本統一を果たした豊臣秀吉は最初は理解を示したが後には禁止、キリスト教を弾圧、それが江戸時代の徳川幕府も受け継いだ、という日本の歴史を見るに、何故キリスト教を日本は禁じたのか?っていう理由は諸説あるらしけど、その中のひとつが「キリスト教は現世での幸福よりも来世、神の元へ行ってから幸せになると信じ、現世で受ける迫害、犠牲を厭わない、かえってそれこそが神の御許に近づく手段だと捉える」という厄介な性格、そーいうあたりにある、という説がありました。
こーいう、宗教色がある映画を見ていると、そういうあたりを思い出しますね~。
先に、いろいろ実際この映画が作られた時の裏話とかを聞いていたのもあって、「あーなるほどねぇ」と思うところもチラホラ。
この映画公開当時は、「この映画に関わった人が死亡した。」とかっていう祟り的うわさもあったそうなんですが、これは実は作ってる方が宣伝のためにわざと、自分たちから流したネタだという^_^;
そして、映画を撮る時に、演技を超えた真の演技というか感情を表させるために、俳優さんたちにとんでもない荒行を度々しかけたとかね~。
わざと突然、耳元で銃を発砲し、その驚愕した表情をこっそり撮ってそれを使う事で、演技ではないリアルな表情を作りだしたとかね~。
今、これやったらどうなんだろうかねぇ?というか、先日、デヴィ婦人がテレビのバラエティの収録時に観客の女性を平手打ちにした、っていうスキャンダル(?)がありましたね~。
これ、本当か不明ですが、実は製作サイドがその女性客に「デヴィ婦人を怒らせるように煽れ」と、そしてそれをデヴィ婦人に伝えなかった、っていうのも、この映画みたいに「作り物ではない、ホンモノのデヴィ婦人の感情を出させたかった」っていう事に由来するのかもなぁ~、と思ったりしてね。
まぁ、どのあたりまでがOKなところなのか?は、なかなか難しいですが。
「エクソシスト」の場合は、そのだまし討ち的なところがあったからこそ、「ホラー映画」の枠を超えた名作として年月経った今でも語らえる作品になった、というわけなんでしょうが。
あ、「エクソシスト」って、名作故に何回か「○周年記念」として時々上映されていて、その度にビミョーに変わってるそうです。
元々カットされていたシーンが復活したり、削られたり、とかね~。
今回、私が見たのは25周年記念版でした。
また、CGとかがほとんど無く、ショッキングなシーンとかもレトロな感じのテクニック、ピアノ線でつるすとか、そういう古典的な手法なんだけど、かえってその方が「ナマ」の迫力が出るっていうのが面白いですね~。
なんでも描ける(ように思える)CGよりも、限界のあるローテクな方がリアルに感じるっていうところが。
すべてを見せるよりも、隠してある方がより怖く見える、こういった「人間の想像力・空想力」を刺激するのかもしれませんな~。
うーむ、やはり見直してみて良かったです。
コメント
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