УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

映画「のだめ前編」

2009-12-20 23:39:00 | 日記
今日は、入院中のしずはた君をお迎えにいってきました。
奥歯は、抜歯せずに詰め物だけで済んだそうです。
しかし、帰り道キャリーの中でずーっと鳴き続けてました。
まー鳴く猫は多いけど、アフレコすると大体3パターンという感じかな?

A)「出せ~っ!!出せ~っ!!」というお怒りモード
B)「出してよぉ~、狭いからやだよ~」というお願いモード
C)「ギャー出して~っ!!死ぬ~っ!!殺されるよぉ~っ!!」という恐怖モード

しずはた君はC)の恐怖モードです。
帰宅したら、さっそくベットの下に潜り込んで怒ってます。
でも、たぶん明日には忘れてるでしょ~茶トラだもん(爆)

で、その後は美術史の勉強に行ってくる。
今回は、20世紀「戦争の世紀」の芸術、という事でピカソのゲルニカがテーマ。
スペイン内戦、左翼系の正当な政府と右翼系でクーデターを起こしたファシズム系のフランコ将軍との争い(映画「パンズ・ラビリンズ」はこの時代なんだな~)
に、ドイツのヒトラー、イタリア・ムッソリーニも干渉。
フランコ将軍援護のために、ドイツ軍は郊外のゲルニカの無差別空爆を行った。
それを知ったピカソが怒り心頭で、あっという間に描きあげたという作品です。
しかし、本当に恐ろしいのは、このピカソの怒りの本当の部分が、現在のわれわれにはもはや「当たり前」に近い感覚で受け止められてしまう、という点だという。
っていうのは、ゲルニカには別に軍が駐在していたわけでも、戦略上の重要な拠点という事は全くなくて、単に郊外の普通の民間人の町だった。
それを、軍が無差別に空爆を行い多数の民間人死傷者を生んだ、という事なのですが、いまや恐ろしい事に、そういう戦略的方法は珍しくないのですね~。
が、当時は人道的に全くありえない、非道な行いであって信じられなかったわけで。
だからこそ、その怒りのエネルギーで大作の「ゲルニカ」が描かれたのだけど、その後は広島・長崎の原爆、現在の弾道ミサイルを始め、遠く離れた場所から民間人巻き添え、あるいはそれによって心理的な圧力を加える戦闘法が当たり前になってしまってるんですね~・・・

で、勉強の後は、「のだめカンタービレ」の前編映画を見てきたよ~。
結構、お客は入ってました。
上映までの待ち時間の音楽も、ベトベンの交響曲第七番の第一楽章と第四楽章であった。
で、予告を数本見ましたが、東宝の邦画って、なんか似たよーな話を出てくる人を変えてやってるよーなもんばっかりだねぇ~。
「踊る大捜査線」とかそーいう感じのヤツか、あるいは「デス・ノート」みたいなやつとか、「かもめ食堂」みたいなやつとか。
あ、面白そうだったのは、「ダーリンは外国人」ですかね?でも、実写よりもアニメの方がいいような気もするが・・・

で、「のだめ・・・」です。
やはり、映画というよりは、TVのスペシャルの豪華版、という感じですが、まーこれは映画を求めるよりものだめを求めるものだから、それでもよいか、と思います。
パリの風景とか、出てきてゴージャスな気分になれるしね。
音楽の方は、クラシックでも有名どころの曲が多いので、入門編としてもOKだと思います。
が、チャイコフスキーの「1812年序曲」をパリのマルレオケで千秋君が振るんですが・・・
この曲、ナポレポンがロシアに侵攻したんだけど、フランス軍がボロ負けして敗退した、っていう曲なんだよね~^_^;
だから、フランスではほとんど演奏されない、っていう話であったが~。
でも、ラスト、しっかり大砲使ってましたな~。
「変わったパーカッションを使う曲」の例として有名な曲でもありますが、なんでも実際はシンセで代用する場合が多いとか。
演奏シーンとか、指揮とか、ほーんとそれらしく上手く作っているし、アニメ的というかマンガ的な部分の併合も違和感ないし、それがかえって「のだめ」的雰囲気出してるし、まじめに作ってるなぁ~と思うんだけど・・・
思うんだけど、師匠の裏話を聞いてると・・・かなり、うむむ。。。というところもあって。
とりあえず、ヤドヴィの出番は後半らしいし、予告にも出てこなかったのですが、
なんだか、テルミン弾きとしては、怒るかショボーン、という映像らしいです(爆)
音はともかくね~(音出してるのは師匠だし)
という感じで、素直に「後編すごく楽しみ!!」とは言いにくいのですが、まーとりあえず見に行きはしますがね~。

というわけで、今日はアートな(?)一日であった(どこがじゃ?)というわけで、写真はアダチンとネコsです。
コメント (4)
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