marigold songの地下水路

marigold songの数少ないライブのお知らせを目的として、ちょっとやってみましたが。

八百屋のしらす

2013-03-12 23:55:42 | Weblog
最近、八百屋でシラスを買う。どういう仕組みかはわからないが、スーパーで特売のものよりはずっと、 そして、
先祖の墓参りに行った帰り道の海沿いの専門店のものよりも、いや、ものよりも、は言い過ぎだがそれと同じくらい、いやもしかしたらどうかするとひょっとしたらもっとおいしいかも、舌がばかだからあてにはならぬがもっとおいしいのかしら? と思うような釜上げシラスが、ふんとにどういうわけだか、たいへん廉価で手に入る。 さかなが八百屋で。


きょうも廉価でホクホクとゲットしたシラスを、こわがりながらもおいしいのでたくさん食べた。

シラスを器に装うときはかなり慎重になる。このわたくしでもこのときばかりは慎重になる。

一匹たりとも無駄にすまい。 みんなひとつひとつにかあいい目玉がついている。



そして慎重と緊張のあとに訪れる愉悦。 ああなんでこんなにおいしいのか。 温泉玉子とシラスと豚の脂身はなんでこんなにおいしいのかよ。 なんでこんなにかわいいのかよ。孫。
そして貪ったあとにかならずなぜだかいつも  (いったいなんびきかわいい稚魚を喰らったか。。。)と、すこしだけ思う。 わるいことをした、と、ほんのちょっとだけ、うしろめたくなる。


そしてまたさらに思いは広がる。ウナギの稚魚がすくなくなっているせいで、ウナギが不漁でみんな困っているんだ。


あたし、知ってる! どうしてそうなったか、あたし、知ってるもんね!!


それ、たぶん、スペイン人のせい。 スペインの人はね、アンギラス、つって、ウナギの稚魚をオリーブオイルでニンニクと炒めたのがものすごく好きなの。それのせいね。しかたないよ。好きなんだもの。
とにかくね、アンギラス、のことを知ってるあたしってどう?ものしり博士にもほどがあるでしょう。まったくなんの役にも立たぬ癖に。

まあ、日本人が鰻の蒲焼き好きなのと同じくらい、スペインの人がアンギラス好きなんだから、で、
あっちは稚魚をたくさん使うものだから、まあ、順番からいったら、仕方ないよね。

  (もう、こんなに収拾がつかなくなってきたからさあ、どうせなら、ってことで書くけど、大学時代、テレビで『夕焼けニャンニャン』というのが放映されており、おニャン子クラブというのが流行っていた裏で、可愛い組に入れなかったブスなチームに、 ニャンギラス、っていうのがあって、
その代表格であったひとにお前はそっくりだ!と、多くの人に言われたものだった。アンギラスからの連想。)

さて。


いつかのみやをやるときにゃ、しらすを動員したい。


しらすは鰯の稚魚なわけだが、青魚特有の臭みがない。くさくないさそりゃ。わかいもの。


青魚といえば、 夫は〆鯖とか、鯖の棒寿司とかが大好物で、 まったくそれらを食べられないわたくしは、それらを嬉しそうに食べるときばかりは、夫のことを、
「おっとな~~~~。。。」と、ちょっとばかり仰ぎ見るのだった。
あるいは、
「さすが、 関西圏そだち。」
と、訳もなく感心するのだった。

鯖寿司は、のみやに置かないです。 つくれないから。


で、なんの話だっけ?




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