大きな数

小学生の娘が、算数で今「大きな数」をやっている。
プリントのまるつけなど、こっちは大変だ。
きゅうせんごひゃくはちじゅうまんさんぜんななひゃくはちじゅうご、とか、そういうの、
漢数字で書いてみたり、数字で書いてみたり。


「おかあさん、宝くじで五千万円当たったらどう使う？」

おかあさんはね、宝くじ、生まれてこの方、一回も買ったことないし、今後も買わないの。

「だーかーらー、（この、だーかーらー、っていう言い方、気にいらない）仮に、買ったとしてだよ。」

五千万円、っていうのが、なんだか、中途半端。こないだ、キリンジ聴かないかわりに一億円やる、って人がいたけど。（いない。）

「五千万円か。咄嗟に出てこないなあ。こないだ買えなかった、あれ、買うかなあ。。。」


「わたしはねえ、決めてる。」

ほほう。何？

「薄いテレビと」

おおおおお！！やっぱ、そこ、きたか！！

この間、さくらちゃんが家に来て、テレビを見て、「うわ、すごい！厚い！電子レンジみたい！」
って、言ってたよなあ。

「あんた、それ、気にしてたの、もしかして？」

「。。。ううん、別に。でも、後でさくらちゃんちの電子レンジ見たら、うちのテレビより薄かった！！」

気にしてるんだ。気に、してるんだね。。。

「薄い、現代的なテレビをまず買って、あと、うちの、


セキュリティ（きゅりてぃ、のところを上げる発音で。）


を、強化する。セコムをやる。
門のところをなかなか入れないようにする。監視カメラ５台くらいつける。」
（セキュリティ、とか、セコム、とか、良く知ってるなあ。。。）


んんん。でもさ、それじゃ、それだけでお金、終わっちゃうよ？

「いいの。毎日、寝る時、不安だから。」

そうなの！？

「おかあさんじゃあ、泥棒にやられちゃうと思うから、毎日、寝る時に、心配して寝てるの。」

えええ。うわあ。かわいそうに。


大丈夫だよ。
おかあさん、何とか、闘うから。


そういえば、一人暮らしのとき、泥棒とか、変なひとが入って来たら、これで闘おう、と、枕許に
「キンチョール」を置いて寝ていたことがあった。

顔めがけて、思いっきり、噴射！！！！！
怯んだすきに、蹴り上げてやれ！！！

などと、妄想し、実際に、置いていた。
馬鹿みたいだ。