まいにち

まいにちは書けません

あの姿を思い出す

2018-08-08 17:17:04 | 日記
 駅の近くに、古い木造の一軒家がありました。
 永らく誰も住んでいないようで、このまま朽ちてしまうのだろうと思っていました。
 あるとき一人の白人男性が、家の前で大工仕事をしている姿を目にしました。体格のいいその人は、内装工事をしているようでしたが、本職というより、趣味で手が空いた時に作業をしていように見えました。
 家に目立った変化はなかなか表れませんでした。
 やがて、家の前にデッキが造られると、急にお洒落な店の雰囲気になりました。そして、ドアの上に看板が掲げられ、店がオープンしました。
 一度入ったことがあります。
 とても美味しいピザがありました。
 カップルのお客さんが、店主と一緒に写真を撮ってもらっていました。
 店主の娘さんは、その頃テレビでもよく見かけるモデルでした。

 このところずっと、店は開いていないようでした。

 今日、店が取り壊されていました。