これをどんな不精と呼ぶのか

　オンラインセミナーの案内メールが何日か前に来ていました。
　参加無料です。
　仕事に関係しているし、仕事を離れても面白そうなテーマです。
　あ、申し込み期限を過ぎてしまった。
　つい後回しにして申し込みを忘れることが何度もあります。
　たぶんそれほど見たいわけではないのです。
　開催時間が夜7時からだったりすると、夕食時ではないか、面倒臭いなと思ったりします。
　家にいるのだから、食べながら見てもいいのに。
　電車に乗って、直前にハンバーガー食べて、それから会場に行く。
　そんないままでのセミナーの方が、熱心だったような気がします。

気づいた時が気づく時

　スタバで買ってきたブレンドコーヒーを淹れると、途端にキッチンがスタバの匂いで充満しました。
　スタバの匂いって、このコーヒーの香りだったんだ。
　どうして今になって気づいたのだろう。
　このコーヒー豆は何度も買って家で飲んでいます。
　それなのに今日になって気づくとは。
　気づいたことがあるということは、気づいていないこともあるということ。
　もしかしたら、この部屋はいつも別の匂いで満たされていて、スタバのコーヒーごとき匂いでは太刀打ちできないのかもしれない。
　いや、もしかしたら消臭剤が強烈すぎて、スタバのコーヒーごとき匂いでは太刀打ちできないのかもしれない。
　消臭剤が減ってきたのかもしれない。
　それは気づきにくいことです。

モニュメント・バレーの思い出を聞かせておくれ

　1年前、アメリカ旅行のお土産にもらったミネストローネ。
　そろそろ賞味期限が切れそうなので食べることにしました。
　パッケージに何ら怪しいところはありませんが、アメリカものというだけでジャンクな感じがして、食べるのを躊躇していたのです。
　1袋作るのに8カップの水を使うと書いてあります。
　8カップは多いので、半分にして作ります。
　ミネストローネの袋を開けます。
　カップラーメンを濃縮したような、とても強い匂い。
　お湯に入れると、濁った茶色。
　徐々にパスタと人参が膨らんできました。
　15分煮て、カップに入れて、実食。
　しょっぱい！
　スープはとても飲めないので、パスタと野菜だけを食べよう。
　しょっぱい！
　これは、どうしたものか。

シンプルで複雑な仕組み

　実家のエアコンはずっと掃除をしていないという。
　カバーを開けると、フィルターに埃が溜まっていました。
　2つのフィルターを外して、水で洗います。
　しばらく干して、乾いてから装着します。
　入らない。
　上にあげたカバーが邪魔で、上部に設置するフィルターがうまく入りません。
　説明書を見ます。
　カバーを外すらしい。
　その外し方が書いてありますが、「右側を左側に軸をずらす」。
　どこの右を左にもっていくのだ？
　説明書の分かりにくさがここにも。
　あ、外れた。
　それは偶然外れたようなもの。
　じゃあ、ぼくだったらどう説明するか？
　右側を左へずらす？
　同じか。

命尽きるまでに

　本棚の前に立って考えます。
　何冊か売らないといけない。
　本棚のスペースは限りがあり、部屋の広さには限界があります。
　減らさないと新しい本が入りません。
　昨日買ってきた本は机の上に山積みです。
　早く処分しないと、いつまでも机の上は片付きません。
　机の上がいっぱいだと、語学の勉強ができません。
　いつまでたってもフランス語が話せません。
　ロシア語もインドネシア語も。
　この頭が衰える前に、本棚を整理しなくてはいけません。