強すぎる

　映画『キャプテン・マーベル』は、年寄りにはついていけないのかもしれません。
　だって主人公の女性、だんだん強くなって、最後は信じられない、ありえない。
　ぼくが10歳だったら、すっげぇと楽しんだかもしれません。
　でもいまは、口をぽかんと開けて、　何で？　どうして？　
　無邪気な頃が懐かしい。

みんな集合 花見の時間

　桜が咲き始めてくると、近所の公園は、平日でも多くの人がやってきます。
　まだ満開ではないけれど、週末になればもっと混むだろうから、早めに花見をしておこう。
　きっとそんな誘いがあったに違いない。
　公園の入口に、おじさんが5、6人集まっていました。
　紙パックの日本酒を持つ人。
　折り畳んだブルーシートを胸に抱える人。
　食べ物は、それぞれのリュックの中でしょうか。
　遅れて2人が合流しました。
　みな真冬のような服装。
　とても寒い午前10時。

自動化の波が襲う

　なんとなく様子が違う。
　週に1、2回ほど買い物をするスーパーのレジ。
　なんだろう、なんだろうと思っていたら、セルフ清算レジができていました。
　商品の読み取りは店員さんがやってくれますが、会計は隣りの別の機械。
　切符の券売機みたいなところに、表示された金額を自分で入金します。
　とうとうこの街にもやってきたか！
　ほかの街のスーパーで、この機械は経験済みです。
　なんら問題はない。
　「お金を入れてください」
　機械が喋ります。
　ちょっと待って、7円出すから。
　「お金を入れてください」
　お金がないみたいに言わないでくれ。

すべての歯車がずれている

　雨です。
　小雨。
　今日はまた寒い。
　冬物はクリーニングに出してしまいました。唯一残っているものは革ジャン。
　雨だというのに。
　小雨くらいでは傘をさしたくないけれど、革ジャンは濡らしたくありません。
　こんな日に、荷物が多い。
　両手に大きな鞄を持っています。
　大きい傘は邪魔になるので、小さな折りたたみ。
　コットンの鞄も濡らしたくありません。
　こんなときに、ひとつは口の大きく開いたトートバッグ。
　まるで雨をためるような形。
　いっそのこと、全身を大きなゴミ袋で包んでしまいたい。

また食べている まだ食べるのか

　映画『グリーンブック』のイタリア系用心棒役、ヴィゴ・モーテンセンは、それまでとは別人のような太り方です。
　映画の中では、パスタ、ピザ、フライドチキンなど、いつも何かを食べています。
　一方、黒人ピアニストの方は細くて、いつも悩んでいるような顔つき。食事が美味しくないのかもしれない。
　太りたくはないけれど、むしゃむしゃ食欲旺盛の方が楽しそうです。