万葉集ブログ・2 まんえふしふ 巻九~巻十

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2333 柿本人麻呂歌集

2012-05-22 | 巻十 冬相聞
零雪 虚空可消 雖戀 相依無 月經在

降る雪の 空に消ぬべく 恋ふれども 逢ふよしなしに 月ぞ経にける

右柿本朝臣人麻呂之歌集出


「“降る雪の” 空中で消えてしまうように、恋しても、会う手段がないまま、月が過ぎてしまったよ」

右は、柿本朝臣人麻呂の歌集に出る