万葉集ブログ・2 まんえふしふ 巻九~巻十

teacup.ブログ“Autopage”から引っ越してきました。

2349 作者未詳

2012-06-07 | 巻十 冬相聞
寄花

吾屋戸尓 開有梅乎 月夜好美 夕々令見 君乎祚待也

我が宿に 咲きたる梅を 月夜(つくよ)よみ 宵々見(よひよひみ)せむ 君をこそ待て


花に寄せる

「我が家(の庭)で、咲いたウメを、月がきれいな夜に、毎晩見てほしいのです。あなた(のお越し)をお待ちしています」