万葉集ブログ・2 まんえふしふ 巻九~巻十

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2012-06-06 | 巻十 冬相聞
和射美能 嶺徃過而 零雪乃 □毛無跡 白其兒尓

和射見(わざみ)の 嶺行き過ぎて 降る雪の いとひもなしと 申せその子に


「和射見の、峰を(超えて)行くと、降る雪は(厭わしいが)、(おまえのもとに通うのは)厭わしくもないと、伝えておくれよあの少女(ひと)に」

●和射見:阜県不破郡関ケ原町関ケ原