●ノースウェスト・ディビジョン1位
【ユタ・ジャズ】
PG:デロン・ウィリアムズ/ジェイソン・ハート/ロニー・プライス
SG:ロニー・ブリューワー/ゴーダン・ギリチェック/モーリス・アーモンド/CJ・マイルズ
SF:アンドレイ・キリレンコ/マット・ハープリング
PF:カルロス・ブーザー/ポール・ミルサップ
C:メメット・オクール/ジャロン・コリンズ/キリロ・フェセンコ
昨季はカンファレンス決勝まで進んだジャズですが、あれは実力とは言えませんでした。
全てはマブズが負けてくれたお陰だったためです。
事実、レギュラーシーズンの勝率は5位と中位だったのに、最後の2つに残れたわけですから。
ただこのチームが安定した実力をつけてきたことに違いはありません。
最も大きかったのは、デロンの成長とフロントラインの健康でしょう。
デロンは今夏のアメリカ代表に選ばれ、見事に最終ロースターにも残ることができました。
これは大きな自信となり、今季のさらなる良いプレーにつながっていくでしょう。
課題だったシュート力もだいぶ上達し、オフェンス面での心配はあまりなくなってきました。
あとは試合によって好不調の波があるので、それをなるべく抑えることと、ディフェンスでファールトラブルに陥らないようにすることですね。
ブーザー、オクール、キリレンコのフロントラインは、これまで必ず誰かがケガをして3人揃うことがありませんでしたが、昨季は初めてフルシーズンを戦うことができました。
この3人が揃いさえすれば、ジャズの成績が大崩れすることはまずありません。
それだけ強力なトリオだと言うことができます。
ただキリレンコとスローンHCの軋轢問題は解決されたわけではないようです。
キリレンコほどの高い能力を持つ選手が、オフェンスにインボルブさせてもらえないというのは酷な気がしますけどね・・・・同情します。
さて、プレシーズンで驚いたのは、2年目のスウィングマン、ロニー・ブリューワーの躍進ぶりです。
元々運動能力の高い選手で、昨季もまあまあ試合に出してもらっていたのですが、貢献するというほどの活躍はしていませんでした。
しかーし、今年はずいぶん変身したようです。
ルーキーシーズンは平均12分の出場で4.6点のアベレージだった選手が、プレシーズンとはいえ、チームトップとなる平均17.1点・FG成功率60.5%という素晴らしい数字で猛アピールしました。
ジャズはずっと先発SG不在の状態だったのですが、これでブリューワーを先発に固定することができれば、ジャズのラインナップはさらにスキのないメンバーになるでしょう。
昨季ドラフトで2巡目に落ちながら、先発してたら新人王を取れていたかもしれない活躍を見せたミルサップにも注目です。
今年の新人アーモンドも、ドラフト中No.1のアウトサイドシューターと評されていた選手なので、どんなプレーをするのか楽しみです。
逆にPGの控えはちょっと心配ですね。
以前にも述べたように、昨季第3PGだったディー・ブラウンと再契約する意思を見せませんでした。(ブログ)
これは誤った選択だと思います。
フィッシャーの離団も大きな痛手です。
あとで「しまった!」と後悔しないようにしてくださいね、ジャズさん。
ディビジョン優勝争いですが、今季のノースウェストは弱いので、ライバルはナゲッツぐらいでしょう。
スターターにケガさえなければ、まずジャズの方が上にいくと思います。
キリレンコ爆弾がシーズン途中で爆発するようなことがないように祈ってます。。
赤マル急上昇中のブリューワー
身体能力の高いアスリートです
ミルサップはいい選手ですねえ~
新人シューターのアーモンド
デロンはすでにリーダーの風格
ガミガミ! ガミガミ! ガミガミ! ガミガミ! ガミガミ!
「あぁ~、タリーぜっ!」(←心の声)
途中でロシア帰っちゃおうかな・・・・
あ、カール・マローンだ!
と思ったら・・・・ブーザーだった
ブーザー「ねえ、オジサン何才に見える?」
こども「よんじゅう・・・・」
※正解:25才です
「あ、ママ? ボク25才だよねえ?」
「いいんだ、イジけてやる・・・・」
ただ昨季は、ブロックとスティールの数字が悪かったですから…
ヨーロッパ選手権で、ロシアに優勝をもたらしたA.キリレンコが復調してくれれば、更に強くなるはずなんですが…
精神面とHCとの関係が心配ですね。
でも、キリレンコが今季のジャズのKeyだと思います。
ミルサップ、ホントにいい選手ですね!
今シーズンは、たくさんプレータイムを貰って欲しいです。
先発フロントラインの健康を維持するためにも、、
でも、ジャズがミルサップをキープできるのは、今シーズン限りでしょうか?
そうなると残念ですが。。
大学時代はデロンがいたし、ゲームメイクよりシューターっていうイメージがあったんですけど。
ブリューワーが先発することでこの点は少し改善されるとは思いますよ。
キリコ爆弾は心配ですが・・・
コメントありがとうございます。
いやあ~ミルコップはいい選手なんですよ。カレッジでも活躍してたんですが、PFとしては上背が足りないという理由でドラフトの評価を下げました。スカウトなんて案外いい加減なもんです。
来年の契約の話は鋭いですね。2巡目なのでもう制限付きFAになります。年俸はガツンと上がるでしょうし、先発にガッツリ高給払ってるジャズがキープできるのか注目ですね。(僕は難しいと思います)
大学時代はもちろんデロンとダブルPGだったんで、イニシアチブを譲る場面も多かったですが、デロンがアーリーエントリーしてからは完全にチームの舵取り役になっていましたから。
オーナーが、デロンへのMAX契約宣言をしてるみたいですしね。
まぁ、デロンがこのまま今シーズンにオールスターになれば、MAXでないとキープできないでしょうから。。
問題は、キリコ、ルーザー、オクールにも大金を与えており、この先発3人で合計35milぐらいはいってしまっています。
なので、この3人をキープしたまま、ミルコにも6~8milレベル(←おそらく)を与えると財政がパンクします。
ミルコをキープするとしたら、ミルコを先発起用すると決めて、3人のうち誰かを放出する必要があるでしょう。
でもキリコをトレードしても、ルーザーかミルコがSFをやるわけにもいかないので、あまり解決になりません。
オクールをトレードしても、今度はルーザーとミルコは両方上背がないのでセンターをできません。
結局ルーザーを取るか、ミルコを取るかっていう選択肢になりそうな気がします。
なので厳しいと。
ま、厳密に言えばハープリング(6mil)放出で何とかなるかもしれませんけどね。
K-1からPRIDEへ、はたまたUFCへ、なんていう流出劇は避けたいものです。。