●ノースウェスト・ディビジョン3位
【ポートランド・トレイルブレイザーズ】
PG:スティーブ・ブレイク/ジャレット・ジャック/セルジオ・ロドリゲス/トーリーン・グリーン
SG:ブランドン・ロイ/ジェームズ・ジョーンズ
SF:マーテル・ウェブスター/トラビス・アウトロー/ダリアス・マイルズ
PF:ラマーカス・オルドリッジ/チェニング・フライ/ジョシュ・マクロバーツ
C:ジョエル・プリジビラ/リーフ・ラフレンツ
※グレッグ・オーデンはシーズン絶望見込みのため外しています。
うーん・・・・もしオーデンがいたら、今季はどうなっていたんでしょうねえ~
レベルの高いウェスタンでの話なので確実には言えませんが、僕はブレイザーズがプレーオフ行けるか行けないかぐらいの争いをしていても、全く不思議ではないと思っていました。
まあ、今となっては何言っても仕方がないんですが、それだけの可能性を秘めたチームだということはお分かりいただきたいなと思います。
今季は我慢するとしても、来年のドラフトでいい指名順位が取れるなら、ケガの功名でその方がチームにとって良い結果を生むかもしれません。
ま、この辺は以前ブログにまとめてあるので、そちらをご参照ください。(ブログ)
ローズシティの愛称を持つポートランドの、ブレイザーズの本拠地ローズガーデンに、デリック・ローズが先発PGとしてやってくる、な~んてことなったら理想的なんですけどね。
話を現実に戻すと、ブレイザーズの今季は“オルドリッジのための年”になると思います。
昨年のドラフト全体2位で2年目のシーズンを迎えるオルドリッジですが、6-11(211cm)の長身に似合わず、3Pラインやや内側ぐらいからでも難なくジャンプシュート決められるほど、器用なビッグマンです。
プレシーズンでは、30分にも満たない出場時間の中で、平均21.8点/8.0リバウンドという素晴らしいスタッツを残しました。
昨季の新人王ロイとのダブルエースとして、チームを引っ張っていくことになると思います。
4人が争うことになりそうな先発SF争いも熱いですね。
高卒のアウトサイドシューター、ウェブスター、アスレティック能力で勝負するアウトロー、サンズからトレードされてきたジョーンズ、そしてヒザのリハビリから復帰を目指すマイルズの4人です。
プレシーズンの結果を見る限り、ウェブスターとアウトローの一騎打ちとなりそうなんですが、どっちにもチャンスがあると思います。
ウェブスターは、プレシーズンで18.0点をあげた得点もさることながら、その決定率がスゴイ!
FG56.7%、3P51.7%(15/29本成功)、FT94.4%(17/18本)はシューターの真骨頂ですねえ。
シュータータイプのウェブスターと、アスリートタイプのアウトローで、お互いに足りない部分を補い合う良いコンビとなりそうです。
同じく4人が争う先発PG争いもスゴイことになってます。
2年前にもコンビを組んでいたブレイク&ジャックは、さっきのウェブスター&アウトローのように、互いの弱点を補いあえる良いコンビです。
パスセンスに優れ3Pも打てるオフェンシブなブレイクと、サイズがあってフィジカルなディフェンスができるジャック。
2人を足して2で割ったらとってもいい選手が生まれそうです。
実は第3PG争いも勃発しており、スペインの魔術師ロドリゲスを、フロリダ大連覇メンバーのグリーンが猛追しています。
ブレイザーズは若い人材がホントに豊富ですねえ。
今季のブレイザーズは、地固めの1年だと思います。
来年オーデンが戻ってきた時にすぐプレーオフ目指して戦えるように、今は個々の力を磨いてチームの基礎体力を向上させておくのが大切です。
特にオルドリッジ、ウェブスター、アウトローの3人は、自らのNBA選手としての地位を確立する必要がありますね。
彼ら3人が完全にNBAスタータークラスの実力を確立したなら、プレーオフのみならず、優勝争いに加わることも、近い将来十分可能になってくると思います。
Rookie Of the Year=ROY
ビッグマンシューター、フライ
“ポートランドPG四人衆”
帰って来た司令塔、ブレイク
注)カーターではない、ジャック
スペインのトリックスター、ロドリゲス
フロリダ大第4の刺客、グリーン
“期待の若手三人衆”
目を覚まし始めた大器、オルドリッジ
この顔をよく覚えといてください
オルドリッジ(左)とロイ(右)のダブルエース結成
どっしりシューター、ウェブスター
ピース!
野性ジャンピングジャック、アウトロー
リリースポイントが高い
ダンクは当然スゴイ
ロイ「ひゅ~、相変わらず跳ぶなあ~アイツは」
“失意のオーデン君”
GM「しゃーないから、オマエはゲームでも見学しとけ」
どーん。。(気分↓)
「いけ~! がんばれ~!」(無理やり気分上げ↑)
「ほら、ボールも来たぜ!」(さらに気分↑)
「あぁ・・・・早く出たいなあ・・・・・・」(再び落ちる↓)
せっかくなので、オレゴン出身のマット・カーニーで。
Mat Kearney 『Nothing Left to Lose』
To a kid from Oregon・・・・by way of California・・・・
ブレイザーズも失うものは何もないですから。
“Nothing Left to Lose”です。
なので、戦力の構想には入れてないはずです。
でも、今ずっと試合に出ていない状態では市場価値が下がりきっているので、今すぐトレードというわけにもいかず、かといってバイアウトできるぐらいの小さな契約でもないので、とりあえず復帰してもらって、そこそこゲームに出て「まだ結構イケるぞ」ってことをアピールして、どっか取ってくれるとこに引き取ってももらうっていうことを考えてると思います。
いずれにしても、チームの未来像の中には入っていないでしょう。
各ポジションにいい人材は揃ってる感じです。
ただいかんせん小粒なんで(特にPGとSF)、ドングリの背比べ状態から脱して、ビシッと核になれる選手が成長してくれないとと思ってます。
そういう意味で、オルドリッジがビシっとPFに固定され(これは大丈夫でしょ)、SFもウェブスターかアウトローがビシっと先発に足る実力を備え(←これはわからん)、PGもエミネムなのかカーターもどきなのかJ-WILLもどきなのか軸を固めたいですね。
そうやってチームとしての基本形をある程度決めていけたら、烏合の衆にならずにチームとして成長していける気がします。
そして、今期はオルドリッジが成長するでしょうね!
ウェブスターとアウトローも楽しみですが…
D.マイルズ君は、どうなんでしょう?何かちょっと浮いてしまったような…
ドラフト全体3位だったのになぁ…
でも、今回のブログで改めてロースターを確認してみたら、意外といいところまで行くのではの思ってしまいました。
1~3番までは、なかなかの選手が揃っていて、層も厚いですよね。インサイドは、オルドリッジ、フライト、プリズビラの3人でまわしていけば何とか踏ん張ってくれそう…(期待込み)。オルドリッジは大学時代も見てますが、アウトサイドショットもうまくて器用な選手ですよね(フライも似たようなタイプですが)。インサイドが強くなったらスターになる逸材ですよね!
ウェブスターは高校時代はスーパースターで、その年のドラフトメンバーの中では運動能力NO.1だったような。プレシーズンではなかなかの活躍をしてるみたいで、能力を開花したならかなり期待できますね。
このメンバーでギリギリでもプレーオフ進出できたら、オーデンの復活した来シーズンはもっともっと期待できますよね。ただ、今シーズンはそこそこで、来シーズンのドラフトであの『デリック・ローズ』を獲得して一気にブレイク(爆)っていう方がホントはいいのかな。
ブレイザーズの運営方針の変化については、以前のブログにまとめてありますので、是非一度読んでみてください。
http://blog.goo.ne.jp/manumania/e/1d819ecce0999ad918e1030df8c81499
あげてもらった選手は、一応攻撃の核をインサイドに持っているんですが、この2人は結構アウトサイド主体なんです。
オルドリッジはポストもやりますが、フライなんて完全に211cmのジャンプシューターですから。
ジャーメインとマクダイスは、そもそもミドルシュートは苦手なタイプでした。
ラシードは器用なのでできていますが、元々はやっぱりポスト中心のプレースタイルでした。
最初からアウトサイド中心だったのはKGぐらいですね。
2人とも、まずはアウトサイドができてるんで、徐々にポストプレーも覚えていくって感じでしょうね。
そうすればオールマイティな次世代のPFになるでしょう。
ずっとプレーオフの常連だったブレイザーズが姿を見せなくなり、エースと期待していたランドルフを放出したことにはチームとしての方針はどうしたのか?、と思っていたのですが実は若手でいい駒を揃えていたんですね。今年よりもオーデンが帰ってくる来年に注目します。
90年代後半のKGやラシード、ジャーメン・オニールやマクダイスを思いだすのはボクだけでしょうか?(全員見事にイーストだな・・・)
将来ボッシュ、アマレなんかと肩を並べることを願います。