北京オリンピックへの出場権を賭けた『Euro Basket 2007』は、昨年の世界選手権を制したスペインでも、その世界選手権出場を賭けた『Euro Basket 2005』の覇者ギリシャでもなく、“伏兵”ロシアの優勝に終わりました。
かつてはソ連として、アメリカと並んで世界の2強と呼ばれていましたが、自治共和国がそれぞれ独立を果たして以降の本家ロシアは、分家したリトアニアの後塵を拝するような格好になっていました。
昨年の世界選手権の際も、出場権を得られなかった中で最も好成績をあげていたにもかかわらず、推薦枠の4つに選ばれないという不運に見舞われました。
その時選ばれたのは、セルビア、スロベニア、トルコ、プエルトリコの4つ。
『Euro Basket 2005』の成績から言えば、実力的にロシアとスロベニアが真っ先に選ばれるべきでしたが、セルビアは前回世界選手権の優勝国だったため、トルコは次回世界選手権の開催国だったため、という“政治的配慮”の犠牲になりました。
おそらく今回の優勝は、そんな前回の『Euro Basket 2005』に対するリベンジだったのではないかと思います。
大会MVPに輝いたアンドレイ・キリレンコは、平均18.0点(大会5位)、8.6リバウンド(大会3位)でチームを引っ張り、ブルズに所属するビクター・ハリャパ(注:Kは発音せず)も、平均7.8リバウンド(大会4位)、3.2アシスト(大会5位)という渋い活躍で貢献しました。
MVPになったキリコ
ダンクするキリコ
ヒャッホーーーー!
ヨーロッパはどこが勝つのか本当にわかりません
最終順位は以下の通り。
1位 ロシア
2位 スペイン
3位 リトアニア
4位 ギリシャ
5位 ドイツ
6位 クロアチア
7位 スロベニア
8位 フランス
世界選手権優勝のスペインは既にオリンピック出場権を得ているため、上位2チームのロシアとリトアニアが今大会でオリンピック出場権を獲得、4~7位のチームが敗者復活戦に回るようです。
てことはフランスはこの時点で出場権ナシが決定っていうことでしょうね。
あのタレント軍団でさえ勝ち抜けないんですから、やっぱヨーロッパ予選っていうのはレベル高いですよね~
パウパウ「なあ、ロシアなんてマークしてた?」
ノビ太「うんにゃ、ぜんぜん」
「あ~、ベスト4にも残れなかった・・・」 by ノビ太
「こっちは予選落ちだよ。。トホホ」 by トニーP
ところで、僕が一番好きな外国人選手は当然まにゅ~なんですが、ヨーロッパの選手でいうと、リトアニアの英雄“じゃしけび”ことサルナス・ヤシケビシャスです。
まだアメリカ不敗神話が続いていた2000年のシドニーオリンピックで、唯一アメリカが負けそうになったのが準決勝のリトアニア戦で、その時の立役者がこのヤシケビシャスでした。
続く2004年のアテネオリンピックの時には、既にアメリカの不敗神話は崩れていたものの、アイバーソン率いるアメリカに完勝してアメリカキラーぶりを見せつけました。
見逃した方、忘れてしまった方はこちらをどうぞ。(シドニー/アテネ)
じゃしけびサンの魅力は、なんつってもあの度胸の良さと正確な3ポイントシュートです。
何者をも怖れずに勝負していく強気のプレースタイルは、見ていてとても気持ちがいいものです。
たとえ失敗しても、一緒に興奮して、共に戦っているような一体感を感じることができます。
元々はアメリカの強豪メリーランド大を卒業しているんですが、PG技術とスピードが足りないということでNBAへは進めませんでした。
しかしヨーロッパでは大成功を収め、スペインのFCバルセロナでユーロリーグを制覇、移籍した翌年にもイスラエルのマッカビ・テルアビブで2年連続制覇という偉業を達成。
所属したチームを優勝させる“優勝請負人”として、ヨーロッパでの名声を欲しいままにしました。
そこでようやくNBAチームも興味を示し、争奪戦の結果ペイサーズとキャブズが最終候補として残りました。
キャブズは当時からPG不足に悩み、また同郷の親友ジドルナス・イルガウスカスがいたため、最有力候補かと思われました。
しかし、当時のキャブズは今のような強豪ではなく、今すぐ優勝争いができるチームということでペイサーズを選択しました。
その後の展開はご存知の通りで、ペイサーズはロン・アーテスト問題で自滅し、じゃしけびサンはウォリアーズへと放出されてしまう一方で、キャブズはファイナルに進出するイースタンの雄へと成長しました。
しかしキャブズは、今なおPG不足とシューター不足が解決していません。
じゃしけびサンはその両方を提供する力があるだけに、「あの時キャブズを選んでいたら・・・・」という想いがどうしても頭から離れません。
実は今、彼はウォリアーズから出るトレードを希望しています。
今話題のセルティックス行きを狙っているという話も出ていますが、僕は是非キャブズに行ってくれないなかあと期待しています。
まあその前にウォリアーズがトレードに動いてくれないと仕方ないんですが、是非ともプレーオフの緊迫した場面で、プレッシャーのかかるショットを平然と決めるじゃしけびサンのカッコイイ姿が見てみたいです。
気合いの男“じゃしけび”
「ファイナルMVPだって怖くねーぞ」
「デカい奴が来たって関係ねえー」
「デヤァ~~っ!」
「どけどけ~っ!」
「んなぁぁぁぁぁぁーっ!」(何のポーズ?)
「へっへ、オマエら見たか今の」
「リトアニアなめんなよ!」
・・・と外国ネタをいろいろ言ってみたところで、先日リクエストをいただいた外国人選抜対アメリカ人選抜の比較を考えてみたいと思います。
NBAにおける外国人勢力は、近年本当に増えてきました。
400人ちょっとのNBA選手のうち、100に迫る人数の外国人選手がいるんで、その割合は全体の1/5から1/4ぐらいを占めつつあります。
実力も年々上がっており、それが証拠にここ3年続けてアメリカ人はMVPを獲得できていません。(ナッシュ⇒ナッシュ⇒ノビツキー)
昨季はついに、シーズンMVP(ノビツキー)もファイナルMVP(パーカー)も外国人という異例の事態となりました。
もしティム・ダンカンも外国人と位置づけたとしたら、アメリカ本土生まれの勢力はさらに肩身が狭くなりますね。
実際選抜チームを作ったらどんな感じなんでしょ?
皆さんも一緒に考えてみてください。
NBAと同じ1チーム15人として、ダンカンは外国人扱いとしました。
<外国人選抜>
PG:スティーブ・ナッシュ/トニー・パーカー/リアンドロ・バルボサ
SG:マニュ・ジノビリ/ペイジャ・ストヤコビッチ/ラジャ・ベル
SF:ダーク・ノビツキー/ルオル・デン/アンドレス・ノシオニ
PF:ティム・ダンカン/アンドレイ・キリレンコ/ボリス・ディオウ
C:ヤオ・ミン/パウ・ガソール/メメット・オクール
やっぱりダンカンを加えると相当強力ですねえ~
それに、いい外国人選手がいるチームは、みんな強豪ばかりのような気がします。
やはりスカウティングがしっかりしているという証拠なんだと思います。
代表ゲームの活躍度を重視するなら、じゃしけびサンやカルロス・アローヨも入れたかったのですが、我慢しました。。
それとルイス・スコーラとマルコ・ベリネッリも入れたいところでしたが、NBAでは新人なので名前重視にしてみました。
<アメリカ選抜>
PG:アレン・アイバーソン/ジェイソン・キッド/ギルバート・アリーナス
SG:コービー・ブライアント/ドゥエイン・ウェイド/ビンス・カーター/レイ・アレン
SF:ルブロン・ジェームズ/カーメロ・アンソニー/トレイシー・マグレイディ/ポール・ピアース
PF:ケビン・ガーネット/ジャーメイン・オニール
C:シャキール・オニール/アマレ・スタダマイアー
こちらもちょっと名前重視にしてみました。
でもそうすると、どうしてもガード系選手の割合が多くなってしまうんですよね。
なので、ショーン・マリオンやエルトン・ブランド、ドワイト・ハワードやクリス・ボッシュあたりを外してしまいました。。
いや、でもやっぱ層は厚いですよね~
ま、こうして見ると、やっぱり人材の豊富さというか、タレントの層の厚さはまだアメリカに分があると思います。
ただ、いい外国人選手はいいチームに多いという現状を鑑みると、外国人選手はチームプレーや勝ち方をよく知っているという見方もできると思います。
能力的には明らかにアメリカが勝っていますが、もっと個の力をチーム力へと昇華させる術を、外国人選手のプレーや技術から学ぶ必要があるのではないかと思われます。
スピードもパワーもジャンプ力も落ちる外国人選手が、なぜアメリカ人選手をも上回る評価を得ているのかという現実を、今一度よく考えてみなければいけないのではないかと思います。
ただ、試合の内容を記事で読むと、ディフェンスがかなり良く、A.キリレンコが絶好調みたいだったので、ベスト4位までは行くかも!
と思い始めましたが…
決勝まで行き、世界王者だった地元スペインを破るとはねぇ(☆。☆)
やはり、バスケットボールはチームスポーツで、チームケミストリーが重要なんだと、感じました。
しかし、アメリカ大陸予選に比べ…
選手もファンも、各国のレベルの高さや試合内容も、すごく“熱い”感じで、ヨーロッパのレベルが益々上がってることを実感しました。
フランスが敗者復活戦にも、出れないなんて…
ヤシャケビシャスは、NBAでは、力を発揮しきれてないですね。環境とゲームが合わないのか?ヨーロッパで活躍した選手が、NBAでは上手くいかずに、ヨーロッパに帰っていくパターンも多いですし…
シドニーでのアメリカとの準決勝!3Pを平然と決めてましたねぇ!
あの試合は、見ててホントにドキドキしました!アメリカが負けるかも!?と、真剣に思った最初の試合でした。
ゲーム終盤、ルディー.Tの頭を抱えてる表情は忘れられません。
アメリカ選抜vs海外選抜!!
実現したら面白そうですね\(^O^)/
アメリカ選抜が、終始派手で豪快なプレイをし、主導権を握るが、海外選抜も地味ながらチームケミストリーを良く知る選手達がコツコツとついていき、最後には…??
ここまでにしときます。
パパさんやニコラスさん頑張ったのになあ。
ギリシャが三位以内に入ると思っていたのに残念。
ヨーロッパはホントにどうなるかわかりませんね~。
あとギリシャの砲丸big sofo出て欲しかった。2006年
出場時間は短かったものの活躍していたし。特に
対アメリカ戦は最高でした。
ファンとしては選手がチームにフィットせずに存分に実力が発揮できないのを見てるほど、歯がゆいものは無いですからね。ヒューズも怪我もありますが、キャブスに合ってないんでしょうか?。
アメリカ選抜は文句なしです。見てみたいですね。
しかし、近年(やはり03年あたりから)世代交代が進んできた印象が大きいですから5年後の顔ぶれはガラリと変わっている可能性が大きいでしょうね。ということで、アメリカ選抜2012年版っていうのを考えてみてもらえませんか?。現時点NBAにいる選手限定でお願いします。私の予想はスターターがこんな感じかと。
PG デロン.ウイリアムス
SG ドゥエイン・ウェイド
SF ルブロン・ジェームズ
PF アマレ・スタダマイアー
C グレッグ・オデン
オデンは期待値が上乗せされすぎかもしれませんね...。
今は当然のように“強豪”として語られているスペインやギリシャなども、つい最近出てきた国です。
フランスやドイツもごくごく最近の話です。
ガソールやパーカー、ノビツキーの台頭と共に強くなってきたというイメージです。
それまではソ連やユーゴ、イタリアなどの天下でしたから。
ヨーロッパ新時代が到来した感じでしょうね。
ヤシケビシャスは、シドニーで見て以来スゴイ選手だなあと思って見続けてきたんですが、NBAでもいいところで活躍をしてほしいなあと思っています。
ボストンかクリーブランドに行けば活躍できると思うんですけどねえ・・・・・
まあギリシャはしぶといので、北京の出場権はいずれ取るでしょうね。
僕は個人的に、あのPGのディアマンティディスが忘れられないですね。
世界選手権の時に、「うまいなあ~」とずっとうなってました。
どうせハンドリングはルブロンがやるし、欲しい時にスリーが決められる人材が絶対必要です。
パブロビッチ程度であれだけ重宝されるわけですから、もっとグレードの高いシューターは必要だと思うんです。
ヒューズは、あの時の第一希望ではなかったですから、合わないのは当然です。
ちなみにあの当時、キャブズはマイケル・レッド、レイ・アレンにふられた結果、ヒューズでお茶を濁しました。
でも、シュートが苦手でドライブが得意なヒューズは、ルブロンと特徴がかぶるので、最初からうまくいかないだろうと予測していたんですが、その通りになってしまいました。
2012年のメンバーですか?
ほぼ同じになるんじゃないですかね?
PGはデリック・ローズやOJ・メイヨーになってるかもしれませんが・・・・
マジメな話で言うと、国際試合でPFとCの両方に外から打てない選手を並べるのは危険なので、アマレ/ハワード/オーデンはどれが1人を先発Cとするんじゃないでしょうかね。
オーデンは早いとは思いませんよ。
ケガさえなければ、既に現時点で最高のビッグセンターですから。
PFは、デュラントにもっと横幅をつけてもらって、インサイドもアウトサイドもできる選手になってほしいですね。
なんせカレッジの1年生で、ほぼ26-11というアベレージを残してる素材ですから。
KGみたいな選手に成長してくれたらなあと期待しています。
個人的にはCP3にケッコー期待しているのですが、彼に負けないような素質を持ったプレイヤーですか?
スイマセン。。
タイプ的には超攻撃型ですね。
ウェイドやアリーナスみたいな感じでしょうか。
前回のオーデンの回にプレーする様子のビデオを貼っておきましたので、ご覧になっていただければわかると思うんですが、サイズ、スピード、ジャンプ力など身体能力が抜群のガードですね。
そのビデオの中にもありますが、OJは高校1年生の時に平均31点、9リバウンド、7アシスト、5スティールという凄まじいスタッツを残して、1年生で高校最優秀選手になっています。
高校で平均30点というと、かつてのコービーを思い出され、“ネクスト・コービー”なんて言われ方もしたりしています。
196cmとSGのサイズですが、今完全なPGになるべく勉強中という感じですね。
ローズはOJよりも真のPGという感じですが、それでも身長は193cmと大型です。
ローズは攻撃力だけでなく、ディフェンスもいいものを持っていて、さらにはスゴイジャンプ力でダンクもするので、持てる能力は全て持っているスーパーPGという感じですね。
OJがコービーなら、ローズはウェイドでしょうかね。
いずれにしても、とんでもない才能であることは確かです。
CP3は僕も大好きな選手ですよ。
デロンは最近急成長してきましたが、ドラフトされた当時はCP3の方が間違いなくカレッジNo.1PGでしたから。
新人王も当然という感じでした。
まあ、日本でそう思ってた人はあまり多くなかったみたいですが。
皆さんカレッジのゲームをあまり見てないと思うんで、その辺がわからないんだと思います。
OJとローズの二人は、素質で言えばCP3とデロンをはるかに上回ると思います。
CP3は、サイズ的に小さいのがどうしても不利になりますね。
デロンはサイズがありますが、OJとローズの方がさらにサイズがあります。
それでいて二人ともデロンよりスピードがあり、ジャンプ力も攻撃力も優れています。
アシストパスもセンスは問題ないので、後は真のフロアジェネラルとなれるかどうかという点だけだと思います。
真のPGになれれば、スゴイ選手が生まれますよ。
なんていい名前なんだー!しかも平仮名ー!
「んなぁぁぁぁ」ってなにー?とかなり笑ってました☆
リトアニアとドイツは世界選手権の時に応援団の隣の席だったので
一緒に応援をさせてもらいました♪♪
すごーく熱い応援で楽しかった。
ユーロはNBAとちょっと雰囲気が違っていて、また楽しいです。
初心者なので具体的にわかりませんが・・☆
放映してほしかったなー。
キリコのMVPも嬉しい。
彼のPLAYは好きなので早くNBA始まらないかな~と楽しみです♪
彼はどこへ行くんでしょうか?
AK47はロシアに帰りたい~、なーんて言っていますね。
2人とも、自分のプレーができる環境のチームに落ち着くといいなぁって思います。
前回のOdenくんの記事、使わせていただきました♪
ありがとうございます