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11月20日から23日、夕方5時半から9時まで、兼六園は無料開放されて雪吊がライトアップされます。
私も金沢へ行ったのが21日。偶然ライトアップを見ることができました。
一昨年の11月、初めて兼六園を訪れた時は、みぞれ交じりの雨と風が吹き、園内案内図を持つ手が凍えていました。
今回は夜。いか程の寒さになるのか、内心冷や冷や物でした。
そのような心配も徒労と終わりました。少しひんやりしてきましたが、風もなく穏やかな夜です。
あたりはすっかり暗くなり、5時半の開門を待つ人々が、茶店で、店先の縁台で、腹ごしらえをしています。
眼前の金沢城も木々の間から、淡く光を放ち幻想的に佇んでいます。
開門の時間が近づくにつれ、入口近くは人波で埋まります。
そこには鮮やかな色彩の和傘が7本、ライトアップされて、とてもあでやかです。
その美しさは、大勢の人に園内での期待を膨らませます。
人波がゆっくり動き始めました。淡い灯りが誘導してくれます。
池には雪吊が移り、それを助長するのが空に光る月。
至る所でどよめき、感嘆の声が聞こえてきました。
同じ感動を共有する人々の波は、閉門まで途絶えることがありませんでした。
幻想的な風景の余韻に浸りつつ、帰宅した私たちに待ち受けていた事。
カニ騒動が起こるとは…。