満月倶楽部

大阪発のハープとアコーディオンのデュオです。

劇場「世界館」

2007年03月15日 | 生モノ
一昨日のことになりますが、ラックシステムという劇団のお芝居「おたのしみ」を観てきました。場所は弁天町の「世界館」という気宇壮大な名前のホールです。倉庫を改造して出来たこのホール、大正ロマンを感じさせるなかなかのものです。
お芝居も淡々としていて気持ちよかったです。

公演詳細は玉造小劇店までどうぞ。

実は十何年か前、ここ弁天町のしかも世界館から徒歩二分ほどの場所に約一年住んでいたことがあります。ちょっと早めにやってきて、懐かしい界隈を少し歩いてみました。仕事を求めて京都から大阪に出てきたばかりで、心細かったのを思い出します。

住んでいたアパートから数分歩くと弁天埠頭があり、当時はまだここから高松や別府へ行くフェリーがでていました。フェリーターミナルビルの中にあるバーは実に雰囲気があり、一時は黒人が働いていたりして、何か異国情緒のある港町でもありました。町を歩けば、船具屋さんなどもあり、町の名前も「波除」「夕凪」と海を感じさせるものが多く、いいところに越してきたなあと思っていました。

一年足らずでそこを離れた理由は、排気ガスです。排気ガス訴訟で有名な国道43号線が安治川を渡るために高架になっているその真下あたりにアパートはありました。何年も出なかったぜんそくは出るし、部屋にも黒いすすがたまるし、こりゃ体に悪いと引っ越してしまいました。(S)
コメント
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