1966年 日本 89分 東宝SF特集
「フランケンシュタイン対地底怪獣」(65)の姉妹編(繋がりから続編とは言い難い)。港のすぐそばで船が転覆、乗組員が死亡する。唯一生き残った乗組員はフランケンシュタインに襲われたと言う。前作でフランケンシュタインを飼育研究していたスチュワート博士(ラス・タンブリン)は早速調査に取りかかる。が時すでに遅く、羽田空港をフランケンシュタインが襲撃、自衛隊はメーザー殺獣光線車で応戦、壊滅間近になったとき2匹めのフランケンシュタインが登場。山の怪獣をサンダ、海の怪獣をガイラと名づけられる。凶暴な肉食獣ガイラに対し、育ての親である研究所員にも心を通わせる前作からのサンダは、人を喰うガイラをなだめるのだが、相通じるわけが無く、後半は2匹の戦いとなっていく。クローン兄弟であるはずの2匹が戦わねばならない運命の過酷さと、人間はサンダほど気持ちを込めているわけではないもの悲しさを感じずにはいられない。
L作戦と呼んでいる前半の対ガイラの戦いは、長時間にわたる大迫力で、その後の怪獣映画の原点とも言われている(キングコング対ゴジラのときもそんなことを言われていたような気がするが・・^^;)。音楽をゴジラシリーズの伊福部昭が担当しているので、ゴジラと同じテーマがかかるのもなんかうれしい。
ということで丁寧に作られた名作には違いないのだが、フランケンシュタインの気持ち悪さがすべてを打ち消している。子どもに絶対人気の出なさそうなキモい姿だ。フィギアあげても喜んでもらえそうに無いぞ。小さい頃こんな顔の怪獣が出てくる恐怖漫画があったのを思い出す。ビルの窓から現れ、中にいた女性をつまみ出してムシャムシャ食べてしまう。子ども向けの怪獣映画と思って親子連れで見に行った人々の悲劇が思い浮かぶ。
スチュワート博士を演じるのは「ウエストサイド物語」のラス・タンブリン。日本の怪獣映画に出るのは抵抗があったようだ。台詞は吹き替えだし、楽そうだけど(笑)
ついでにサンダが水野久美を助けるために崖を滑り落ちるシーンは大きさが矛盾してた。体長25メートルでズルズル滑って100mもある山には見えなかったけど・・という大人気ないツッコミはいけませんね。
フランケンシュタイン対地底怪獣バラゴン #607
「フランケンシュタイン対地底怪獣」(65)の姉妹編(繋がりから続編とは言い難い)。港のすぐそばで船が転覆、乗組員が死亡する。唯一生き残った乗組員はフランケンシュタインに襲われたと言う。前作でフランケンシュタインを飼育研究していたスチュワート博士(ラス・タンブリン)は早速調査に取りかかる。が時すでに遅く、羽田空港をフランケンシュタインが襲撃、自衛隊はメーザー殺獣光線車で応戦、壊滅間近になったとき2匹めのフランケンシュタインが登場。山の怪獣をサンダ、海の怪獣をガイラと名づけられる。凶暴な肉食獣ガイラに対し、育ての親である研究所員にも心を通わせる前作からのサンダは、人を喰うガイラをなだめるのだが、相通じるわけが無く、後半は2匹の戦いとなっていく。クローン兄弟であるはずの2匹が戦わねばならない運命の過酷さと、人間はサンダほど気持ちを込めているわけではないもの悲しさを感じずにはいられない。
L作戦と呼んでいる前半の対ガイラの戦いは、長時間にわたる大迫力で、その後の怪獣映画の原点とも言われている(キングコング対ゴジラのときもそんなことを言われていたような気がするが・・^^;)。音楽をゴジラシリーズの伊福部昭が担当しているので、ゴジラと同じテーマがかかるのもなんかうれしい。
ということで丁寧に作られた名作には違いないのだが、フランケンシュタインの気持ち悪さがすべてを打ち消している。子どもに絶対人気の出なさそうなキモい姿だ。フィギアあげても喜んでもらえそうに無いぞ。小さい頃こんな顔の怪獣が出てくる恐怖漫画があったのを思い出す。ビルの窓から現れ、中にいた女性をつまみ出してムシャムシャ食べてしまう。子ども向けの怪獣映画と思って親子連れで見に行った人々の悲劇が思い浮かぶ。
スチュワート博士を演じるのは「ウエストサイド物語」のラス・タンブリン。日本の怪獣映画に出るのは抵抗があったようだ。台詞は吹き替えだし、楽そうだけど(笑)
ついでにサンダが水野久美を助けるために崖を滑り落ちるシーンは大きさが矛盾してた。体長25メートルでズルズル滑って100mもある山には見えなかったけど・・という大人気ないツッコミはいけませんね。
フランケンシュタイン対地底怪獣バラゴン #607
この映画に出て来るメーサー殺獣光線車は東宝映画登場メカの中で海底軍艦と並ぶお気に入りでございます。
では!