退院の日

父さんのいる日常が再開です。

一番私が大変なとき、父はとても具合が悪くなり、入院。
・・・私は、父が、この一番大変なときを乗り切るために、父のできる最大の援助を
してくれたんじゃないかって思えて仕方がないのです。

父さん、私乗り越えました。みなさんのたくさんの応援を受けて、がんばったよ。
「おめでとう」といってくれた父は、数日前にいただいた介護の認定結果で、介護度５に。

５になったということは、今までよりもっと体が動かなくなったということ。
でも、今までより使える単位が増えるので、デイサービスもデイケアも受けることができる！
と思ったら、ケアマネージャーさんの計算では、それでも週に６日は通えないのでした。

私たちが仕事に出ている間、父は母とふたりで家にいるしかありません。
トイレにいくのも、母だけではもうできません。私が帰ることができるときはいいけれど、
そうでなければ、リハパンにしてもらうしかないのです。

デイに通うことができれば、トイレにいきたいときには
ちゃんと連れて行ってもらえます。いろんな方とお話することもできます。
だから、必要な人には、必要なだけのサービスの提供が必要であると思うし、
高齢者が生きがいを持って生きていくことを支援するための介護保険制度にするためには、
もっともっと改善が必要であると思います。

そして、社会全体も、長時間過密労働をなくし、介護や子育てを安心してできるように、
していかなければいけない。道は遠そうだけれど、人間が人間らしく生きることのできる
世の中にしたいと思う人が増えて行けば、そして、力を合わせていくことができれば、
きっとかえられる。
私はそう思っているんです。

病院に、はためくこいのぼりを見ながら、１００歳まで生きようね！って、父さんと話しました。