
ASKAさんが、覚せい剤で逮捕された。
自分とは全く無縁の世界なので…とコメントしている方がテレビにでていた。
そうだろうか。
覚せい剤はすぐ近くにある、と思っていいと思う。だから、その恐ろしさを知らなければならないのだと思う。
私がご相談を受けている方の中にも、覚せい剤の後遺症で苦しんでいる方々がいる。
Aさんは、親から捨てられ、そのあと、優しくしてくれた暴力団の人から覚せい剤をもらう。やめてから、もう二十年も経つのに、今も幻覚にうなされている。そのことを話すとき、Aさんは涙がこぼれてしまう。
Bさんは、覚せい剤使用で、2度、刑務所に入った。刑期を終えて出て来る時に、誰も迎えに行かれないと聞き、私が駅まで迎えに行った。3度目につながないために。
Cさんの使用は、わずか一ヶ月ほどだった。既に三年が経っているのに、幻聴、倦怠感、怒りの爆発、自分でもどうしょうもないくるしみがのしかかっている。Cさんは、自分のした過ちと、それがどんなに後悔しても戻れない恐ろしさを、たくさんの人に話したいと言っている。
そう。やっていけないことは、やってはならない。ぜったいに。
そして、すでに苦しんでいる人たちは、お医者さんの力と、周りにいる人たちの力を借りて、立ち直ってほしい。
ものすごく時間がかかるけれど、もう一度、人間として、生きてほしい。
ASKAさんにも、そう思う。
空に向かって咲いているバラの花は、応援。
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