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G20報道にメディアにあり方を考える

2008-03-30 17:37:49 | メディア・通信・IT・イベント
先日の勉強会で共同通信の方のお話を聞きして、
あらためてG20での各メディアの報道の違いを考えました。

このお話の内容は、ご本人の許可をいただけましたら
後日詳しくお伝えしますね。

さてG20。

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鴨下、甘利両大臣の談話で締めくくるとこんなかんじになるかな。
(比較的よく見られた例)

鴨下、甘利両相は討議終了後、記者会見を行い、
鴨下環境相が「サミットに向けて重要な位置付けとなった」と総括。
甘利経産相は「セクター別アプローチについて、途上国から懸念の声が上がったが、その有効性については全ての国が認めている」と強調。「どうポスト京都議定書の枠組みに反映させるかはこれから議論していく」と語った。

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これに対して例えば共同通信は、
2008年3月16日、こう締めくくっています。

全体を通じ、温暖化対策で果たすべき責任などで各国の考えの違いが鮮明化。
日本の議論のまとめ方に強い不満が示される場面もあった。

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鴨下環境相と甘利経産相の談話は談話としてもちろん重要ですが、
セクター別アプローチで他国がどんな反応を示したか
についてきちんと伝えているところとそうでないところが
はっきりわかれたと思います。

実際には怒りに退席した国がいたり、
不満の声が沢山あがったことを、多方面から聞きますので、
共同通信さんをはじめとする、
「きちんと伝えたメディア」の
ジャーナリストとしての見識の高さに
敬意を表します。

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