ヒトリシズカ特論 その2

日本の四季の移り変わりなどを、身近な場所に行って、その場での観察などによって、ご紹介しています。

埼玉県南部を流れる荒川支流の川岸では、ソメイヨシノの花がよく咲いています

2021-03-26 01:00:05 | 季節の移ろい
 埼玉県南部を流れている荒川支流の川岸を散策すると、この川岸のソメイヨシノの並木は七分咲きや八分咲きぐらいで、見ごろを迎えています。

 この荒川支流の川岸の片側には、ソメイヨシノの並木がおおまかには10キロメートルぐらい続いています。





 このソメイヨシノの並木は統一感がなく、ただ続いています(たぶん、つぎはぎで結果的につながったサクラ並木です)。

 3月下旬になり、最高気温がほぼ20度(摂氏)近くまで暖かいため、ソメイヨシノはどんどん開花しています。







 ソメイヨシノの木は七分咲きか八分咲きぐらいまで咲いています。







 平日なので、散策しながら(移動しながら)花見をなさっています。



 土曜・日曜には、お弁当持参の方がいたそうです。

 この荒川支流にいたヒドリガモとコガモは、この時はほとんど姿を見せませんでした。

 コサギが1羽、流れの中を歩いています。



 アオサギも1羽が、浅瀬を歩いています。



 ソメイヨシノの並木には、ムクドリとスズメが留まっています。

 荒川支流近くの住宅では、たぶん西洋シャクナゲらしい花も咲き始めていました。



 もう数日経つと、ソメイヨシノの並木は花吹雪を見せてくれます。

 のどかな春の穏やかな日が過ぎていきます。

さいたま市桜区田島にある桜草公園を散策し、野鳥などを観察しました

2021-03-25 00:00:05 | 季節の移ろい
 さいたま市桜区田島にある桜草公園を、野鳥観察しながら散策した話の続きです。

 3月下旬の気温10数度(摂氏)の春めいた暖かさの中を、ゆっくりと歩きました。

 この桜草公園は、国の特別天然記念物に指定されているニホンサクラソウの自生地が中心の公園です。



 ニホンサクラソウの自生地の奥には、「さくらそう水門」と呼ばれている巨大な水門が見えています。



 この桜草公園の奥のさくらそう水門の手前には、ソメイヨシノなどの並木があります。花がいくらか咲いています。

 3月下旬になり、ニホンサクラソウの自生地では山野草のノウルシとニホンサクラソウがそれぞれ成長しています。

 広大なニホンサクラソウの自生地の半分以上を、ノウルシが成長し、地面を覆っています。

 しかし、広大なニホンサクラソウの自生地のなかには、ノウルシもニホンサクラソウもあまり生えていない場所も少しあります。

 黄色い、たぶんセイヨウタンポポとシロバナタンポポなどが花を咲かせています。







 キタテハではないかと推定したタテハチョウも飛んで来ました。



 桜草公園の奥にあるソメイヨシノなどの並木の木は、陽当たり具合によって、四分咲きから七分咲きぐらいまでと花の咲き具合がばらばらです。







 そのいくらか開花したソメイヨシノの木には、シジュカラやメジロも来ています。残念ながら、うまく撮影できませんでした。ウグイスの鳴き声も聞こえます。

 コゲラが1羽、飛んで来てソメイヨシノの枝に留まりました。コゲラは小さなキツツキです。





 少し離れた背の高い木には、モズが留まっています。





 ニホンサクラソウの自生地ではチョウやアブなどが飛び始めているので、モズはその昆虫を狙っている様子です。

 春爛漫のニホンサクラソウの自生地では、その実態は弱肉強食の世界です。

さいたま市桜区田島にある桜草公園を散策し、ニホンサクラソウなどを観察しました

2021-03-24 00:00:05 | 季節の移ろい
 さいたま市桜区田島にある桜草公園を、野鳥観察を目指してまた散策しました。

 3月下旬の気温10数度(摂氏)の春めいた暖かさの中を、ゆっくりと歩きました。

 この桜草公園は、国の特別天然記念物に指定されているニホンサクラソウの自生地が中心の公園です。

 ニホンサクラソウの自生地の奥には、鴨川の流れを制御する「さくらそう水門」と呼ばれている巨大な水門が見えています。



 鴨川は、このさくらそう水門で荒川に合流します。

 3月下旬になり、このニホンサクラソウの自生地では山野草のノウルシがよく成長しています。

 先週の3月20日の大雨によって、ノウルシは一層、成長しています。



 広大なニホンサクラソウの自生地の半分以上を、ノウルシが成長し、地面を覆っています。

 このノウルシはトウダイグサ科の山野草です。多くの都道府県では準絶滅危惧種に指定されている貴重な存在です。

 ノウルシの黄色い花などが優勢な状況で咲いている中で、ニホンサクラソウの濃いピンク色の花が巧みに咲き始めています。





 ニホンサクラソウの群れはノウルシの成長が少ない場所で、巧みに咲いています。







 10日ほど前から花を咲かせていたアマナの花は、陽当たりがいい場所でまだいくらか咲いています。



 先に咲いたアマナの花は受粉を終え、葉陰に入った様子です。

 暖かい陽気の中で、ベニシジミが飛んでいます。



 アマナやニホンサクラソウの花の受粉には、こうしたチョウの登場が大切です。

 ソメイヨシノの開花が10日ほど早いことから、ノウルシもニホンサクラソウの花も10日ほど早く開花が進んでいる様子です。

 暖かい春は忙しく春が過ぎていきます。

 今回は、ジョウビタキの姿は、桜草公園の周囲の繁り始めた木々の葉陰で遠く見かけただけです。

 ムクドリとヒヨドリも、木の枝に留まっているのを何回か見かけた程度です。

 1週間前に、この桜草公園でニホンサクラソウが花を咲かせ始めた話は弊ブログの2021年3月17日編をご覧ください。この時はアマナの花がたくさん咲いていました。


埼玉県所沢市中富にある真言宗の多聞院では、カタクリの花が咲き始めています

2021-03-23 00:00:05 | 季節の移ろい
 埼玉県所沢市中富にある真言宗豊山派の多聞院の境内に、春の花を見に行った話の続きです。

 この多聞院(たもんいん)は、所沢市郊外にあるいわゆる“花の寺”として有名なお寺です。



 多聞院に立ち寄って、境内の中を歩くと、山野草のヒトリシズカが咲き始めていました。



 この辺りでは、これからヒトリシズカが続々と咲きます。



 同様に、カタクリの花の“先駆け”が咲き始めています。





 この辺りでは、カタクリが次から次へと花を咲かせます。

 同様に、アズマイチゲの花の“先駆け”も咲き始めています。



 片隅では、ミスミソウの花が少し咲いています。



 少し咲いているミスミソウの花は花の色がいくらか違っています。

 境内では、ツバキの木は花をよく咲かせています。



 多聞院の境内にあるソメイヨシノの木は花をごく少しだけ咲かせ始めています。



 今回、訪問した多門院は、江戸時代の元禄9年(1696年)に創建されたお寺です。

 当時は、この辺り一帯は武蔵野のやや荒れ地でした。そこで天領の川越藩の藩主だった柳沢吉保が、武蔵野の荒れ地を“三富新田”として上富村・中富村・下富村という新しい農村を開村し、その際に、各村にそれぞれに檀家寺を設けました。多福寺は上富村の檀家寺として創設されたものです。

 多聞院からの帰り道の際に、明るい桃色の花を咲かせているサクラの木を数本、見かけました。



 この明るい桃色の花を咲かせているサクラの木はオカメという品種です。インドで品種改良されたものです。



 埼玉県南部では、ソメイヨシノの木の満開まで、あと数日といわれています。

埼玉県所沢市中富にある真言宗の多聞院では、早咲きのサクラの花が咲き始めていました

2021-03-22 00:00:05 | 季節の移ろい
 埼玉県所沢市中富にある真言宗豊山派の多聞院の境内では、早咲きのサクラの花が咲き始めています。

 この多聞院(たもんいん)は、所沢市郊外にあるいわゆる“花の寺”として有名なお寺です。



 3月末のソメイヨシノの開花から5月のボタンの開花ごろまで、さまざまな花が次々と咲くお寺として知られています。

 この近くをたまたま、通った際に、多聞院に立ち寄ったところ、境内の奥では、早咲きのサクラの花が咲いていました。





 この枝垂れサクラの品種名は分かりません。

 この1本のサクラの木は、高さが3メートル程度のまだ若い木です。

 やや濃い桃色の花を咲かせている枝垂れサクラの木です。このサクラの正確な品種名は分かりません(品種名の名札がついていません)。

 もう1本の花を咲かせている枝垂れサクラの木は、かなりの大木です。背丈が10数メートルもあります。



 境内の一番奥で花を咲かせています。あまり行かない場所の部分です。

 このサクラの品種名も分かりません。

 多聞院の境内には、多彩な花木が植えられています。深紅のツバキの花がよく咲いています。



 濃い朱色のボケの花も咲き始めています。





 濃い桃色のゲンカイツツジではないかと思うツツジの花もよく咲いています。



 植えられている多彩な花木の根元などでは、クリスマスローズの花がよく咲いています。



 この所沢市中富にある真言宗豊山派の多聞院には、1月初めにロウバイの花が咲き始めた時に立ち寄っただけでした。

 約2カ月半ぶりに、多門院の境内を歩いてみました。

 多門院の境内を囲む木々の中に、ソメイヨシノの木も何本か植えてありますが、ここは所沢市郊外のために、蕾もほとんど膨らんでいませんでした。

 今年の1月初めにロウバイの花が咲き始めた時に立ち寄った話は、弊ブログの2021年1月5日編をご覧ください。