ヒトリシズカ特論 その2

日本の四季の移り変わりなどを、身近な場所に行って、その場での観察などによって、ご紹介しています。

埼玉県坂戸市郊外の浅羽ビオトープでは、ジョウビタキなどを見かけました

2021-03-10 00:00:05 | 季節の移ろい
 埼玉県坂戸市郊外の西部を流れている高麗川の河川敷につくられた浅羽ビオトープに、約3週間ぶりに行ってみました。

 浅羽ビオトープは、埼玉県内ではとても有名な野鳥観察ポイントです。今回は運が良ければ、ベニマシコに出会えるのではないかと期待して歩きました。

 浅羽ビオトープの中を流れている疏水は、高麗川(こまがわ)水系の水を呼び込んで設けた小川です。昔ながらの春の小川のイメージです。



 小川の淀みの部分には、コガモやカルガモなどが数羽いました。このコガモたちは、小川の水底で育ち始めた水草の根を食べている様子でした。

 コガモのオスが潜って水草の根を食べています。



 コガモのメスが深く潜っています。



 春らしく暖かくなり、オオアラセイトウの紫色の花が咲き始めています。



 この春に花を咲かせる山野草のオオアラセイトウは、ショカツサイあるいはムラサキハナナとも呼ばれています。

 浅羽ビオトープを囲む雑木林は枝が絡んでいます。その雑木林の中に、冬鳥のジョウビタキのオスが飛び回っています。





 このジョウビタキは少し動きました。



 雑木林の中では、ハクバイ(白梅)の木が花をよく咲かせています。昔、梅干し用のウメの実を採るために植えたウメの木が野生化しているようです。





 ハクバイの木は何本か点在しています。



 浅羽ビオトープにイカルが来ているという噂を聞いたのですが、この日は鳴き声が少し聞こえただけでした。

 浅羽ビオトープの外側部分を流れている高麗川(こまがわ)側を見ていると、河原にはホオジロがいました。



 ハクセキレイも河原に飛んできました。



 今回、浅羽ビオトープで観察したいと思った冬鳥のシメには出会うことができませんでした。

 また、浅羽ビオトープのタケヤブではウグイスが鳴き始めていい時期のようにも考えたのですが、ウグイスは鳴きませんでした。たぶん、いませんでした。

 遠くでは、ガビチョウは鳴き始めていました。