ヒトリシズカ特論 その2

日本の四季の移り変わりなどを、身近な場所に行って、その場での観察などによって、ご紹介しています。

さいたま市桜区田島にある桜草公園を散策し、野鳥などを観察しました

2021-03-25 00:00:05 | 季節の移ろい
 さいたま市桜区田島にある桜草公園を、野鳥観察しながら散策した話の続きです。

 3月下旬の気温10数度(摂氏)の春めいた暖かさの中を、ゆっくりと歩きました。

 この桜草公園は、国の特別天然記念物に指定されているニホンサクラソウの自生地が中心の公園です。



 ニホンサクラソウの自生地の奥には、「さくらそう水門」と呼ばれている巨大な水門が見えています。



 この桜草公園の奥のさくらそう水門の手前には、ソメイヨシノなどの並木があります。花がいくらか咲いています。

 3月下旬になり、ニホンサクラソウの自生地では山野草のノウルシとニホンサクラソウがそれぞれ成長しています。

 広大なニホンサクラソウの自生地の半分以上を、ノウルシが成長し、地面を覆っています。

 しかし、広大なニホンサクラソウの自生地のなかには、ノウルシもニホンサクラソウもあまり生えていない場所も少しあります。

 黄色い、たぶんセイヨウタンポポとシロバナタンポポなどが花を咲かせています。







 キタテハではないかと推定したタテハチョウも飛んで来ました。



 桜草公園の奥にあるソメイヨシノなどの並木の木は、陽当たり具合によって、四分咲きから七分咲きぐらいまでと花の咲き具合がばらばらです。







 そのいくらか開花したソメイヨシノの木には、シジュカラやメジロも来ています。残念ながら、うまく撮影できませんでした。ウグイスの鳴き声も聞こえます。

 コゲラが1羽、飛んで来てソメイヨシノの枝に留まりました。コゲラは小さなキツツキです。





 少し離れた背の高い木には、モズが留まっています。





 ニホンサクラソウの自生地ではチョウやアブなどが飛び始めているので、モズはその昆虫を狙っている様子です。

 春爛漫のニホンサクラソウの自生地では、その実態は弱肉強食の世界です。