ヒトリシズカ特論 その2

日本の四季の移り変わりなどを、身近な場所に行って、その場での観察などによって、ご紹介しています。

埼玉県川越市の郊外にある伊佐沼の南側の浅瀬は、また凍っていました

2021-01-17 00:00:05 | 季節の移ろい
 埼玉県川越市の郊外にある伊佐沼の南側の浅瀬などが凍っていました。そして一部の水面が融け始めていました。

 関東地方は寒い日の後に、3月下旬あるいは4月初めの気温が17度から18度(摂氏)の温暖な日を迎えています。低気圧の通過による寒暖の大きな変化です。

 その温暖な日の午前11時過ぎに伊佐沼(いさぬま)の南側に行ってみると、いつもいるサギやシギなどの姿を見つけられません。冬を越す水鳥たちがいません。

 伊佐沼の南側から西側の岸側を眺めた風景です。西側の岸側にある針葉樹の林が見えています。





 一度、かなり凍ったようで、まだ水面の多くが凍っています。



 南側から北側に向かって、東側の岸辺を歩くと、途中から東側の岸辺の凍結は融けていて、コガモが何となく動いています。



 まだ寒いのか、動きは緩慢です。

 この日は、カルガモなどの姿は見える部分にはいない様子でした。

 北側の岸辺の干潟を、東側から見た風景です。



 コサギやカルガモがいません。寒さが厳しく、どこかに避難したままの様子です。

 北側の干潟をイカルチドリが歩いています。





 イカルチドリは、チドリ目チドリ科チドリ属の野鳥で、大きさは21センチメートル程度です。







 干潟で動いているイカルチドリのはイカルチドリだけです。



 ハクセキレイも一度、飛んで来ましたが、すぐに飛び去りました。

 冬の寒さと、春の温かさが交互に来る冬の気候の変化は、サギやカモなどの水鳥には大変な変化のようです。

 特に、水面が凍ると、エサが獲れず、困っている様子です。

 このため、どこかに避難しています。あるいは移動しています。

(追記)昨日は関東地方は南からの風が吹き込み、気温は19度(摂氏)と4月初めの陽気でした。これに対して、今日は北からの風が吹き、最高気温が9度(摂氏)という天気予報です。寒暖の差が激しく、野鳥にとって試練となります。