ヒトリシズカ特論 その2

日本の四季の移り変わりなどを、身近な場所に行って、その場での観察などによって、ご紹介しています。

埼玉県比企郡川島町の越辺川河畔には、オオバンやオナガガモなどが住んでいます

2021-01-16 00:00:05 | 季節の移ろい
 埼玉県比企郡川島町の越辺川河畔に、コハクチョウを観察しに行った話のまだ続きです。

 越辺川(おっぺかわ)沿いの川島町八幡という河畔には、水門があり、川の流れが穏やかな淀みになっています。ここにコハクチョウなどが越冬する場所になっています。



 午前9時過ぎには、朝のコハクチョウの飛び立ちが始まっていました。10羽ぐらいのコハクチョウの群れが次々と川上方向に向かって水面を助走し、飛び上がります。

 コハクチョウたちは10羽ぐらいのグループに分かれて、次々と飛び上がり、エサ場に向かいます。

 コハクチョウたちが飛び上がったことにつられて、カワウも飛び上がります。



 コハクチョウたちが飛び上がって静かになった淀みや川岸には、オオバンやオナガガモ、ヒドリガモなどが残っています。





 コハクチョウたちが飛び上がって静かになった水面をオオバンやオナガガモなどが進んでいます。



 淀みの中にある小島では、コサギが休んでいます。



 岸辺では、セグロセキレイが歩いています。



 ハクセキレイも水面の上を飛んでいます。

 河川敷に生えている低木に留まったホオジロです。



 ジョウビタキもこの近くのヨシ原に姿を見せています。

 越辺川の水門から数100メートル離れている稲刈り後の田んぼです。

 ここは広大な水田・田んぼが続く田園地帯です。

 この日はコハクチョウたちはほぼ1カ所に集まって、田んぼの落ち穂を探して静かに食べています。





 今年1月にコハクチョウたちは北から飛来したために、まだ落ち穂がたくさん落ちているようです。





 この広大な冬の田んぼには、野鳥観察愛好家は一人もいません。ここはアプローチがやや面倒な場所だからです。

 コハクチョウたちは食べることに飽きると、(午後には)越辺川の水門辺りに飛び上がって戻ります。