私はさざなみインコの「ミーちゃん」です。1才と3ヶ月、体重は52gです。
名前は深緑色だから「ミーちゃん」という如何にもいい加減なこの家のおじいさんの
ネーミングです。男の子だからジョンとかグリフィーとか緑左ェ衛門とか、ちゃんと
考えて付けて欲しかったと思っています。何しろ私は血統書付きの生まれなのですから。
昨年5月に茅ヶ崎で2匹兄弟で生まれ、8月24日に「高橋ミー」となりました。
私が3代目のようで、初代がピーと鳴くから「ピーちゃん」、二代目は真っ黄色なので
「キーちゃん」だったそうで、極めてシンプルで短絡的で単純で、如何にも面倒くさがり
なおじいさんらしいところです。
このおじいさんは、本当は猫か犬が大好きなようですが、おばあさんから「自分で面倒みられ
ないでしょ!」とお許しが出ないようです。お陰で私の出番なのです。
庭の池の亀子と亀吉、水槽の熱帯魚のニモちゃんや金魚やメダカさん達とも仲良しのようです。
おじいさんは毎朝「お早う!元気!」と声を掛けて籠から出して遊んでくれるのです。
しかし「ミーちゃん、ミーちゃん」と呼びかけては、「はい、返事は!」とうるさいのです。
高貴な生まれで男の子の私は、「軽々しく喋れるか!」と頭に来ておじいさんの腕にかみつくのです。
それでもまだ懲りないのです。
おじいさんは、「僕に似て無口なのかなぁ!」なんて言っています。私はこれからも、プライドに
掛けても人間の物真似なんぞはする気はありません。
でもこの可哀想なおじいさんが私は大好きなのです。
おじいさんが最近あまり元気がないようなので、「元気を出して!」と励ましの気持ちを込めて
ますますおじいさんの腕を囓り続けるつもりです。
おじいさんと一緒に長生きしたいなぁと、口には出しませんが思っているのです。
皆さんもコロナに負けず元気でね! 高橋ミーより。