「ひっそりと蓮の花」
河津 米子さん 撮影 要法寺にて
歯医者に通ったり、関心がマウスピースなるものに向いているうちに、
いよいよオリンピックまで2ヶ月を切った。
2ヶ月というとあっという間にやってくるが、果たしてどうなるのだろうか。
それでもワクチンは少しずつでも進捗しているが日々伝えられる感染者数は
依然として減ってはいない。
IOCもJOCも国も都も、実行については強固姿勢である。
IOCの商業主義、金権主義を今更ながら知らされたようで、スポーツの祭典
として神聖な筈のオリンピック神話が崩された様な気がする。
日本は中止すると1.8兆円の損失を出すという。あまりの額に実感がない。
せめて180万円というならピンと来るのだが。
命を係わると言うのに、国も委員会も判断決定しないのは、又は中止を宣言できない
のは、経済の故なのか、権利の維持や面子を守る為なのだろうか。
日本人が金メダルを取ったりして大いに湧き喜び、民族的にも一致団結する、それは
それで得難い盛り上がりだろう。開催による経済的効果も大きいだろう。
しかしもしコロナがそれによって大爆発してしまったら、これは人命、経済の
大損害は必至で、社会は暗黒時代に陥るのだろう。
やりたい人、それを見たい人、それによって儲ける企業や組織や個人の気持ちや事情も
分かるけれど、社会的なダメージのことを思うと、これは右か左か、まことに難しい
苦しい程の判断だろう。さあ、果たしてどっちに転ぶのだろう。