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魔女のひとりごと

★ 魔女になろう!

赤ちゃんの抱き方 -2- 武田氏との質疑応答

2025-01-20 | 赤ちゃん・子ども

首すわり前の赤ちゃんの抱き方 って?

に関して、武田信子さんから
私の facebook に質問が寄せられた。

武田さんの質問①は  ↑ この写真に関して。

 この写真は、
 肩に赤ちゃんの顎を乗せて抱く、この抱き方を
          ↓
 
 
 解説をしている動画の、肩への移動中の一瞬瞬を
 私が切り取ったものです。
 
武田さんの質問①-------------------------------
 
この動画では、赤ちゃんを肩から前身頃に
載せることが前提ですので
この体勢で抱っこするということを
推奨してはいないと思います。

げっぷをさせるときのように
体を預かる状態で
少しまるくだっこするのも問題でしょうか。
 
私の見解・回答-----------------------------------

この抱き方をするための一瞬であっても
上の2枚の写真のように
赤ちゃんの肩甲骨や胸椎に
抱く人の手や指を当てることを
私はお勧めしません。

その理由は…?
以下の4枚の写真を見てください。

赤ちゃんを抱くには

①マイピーロネオを当てて首を保護
②マイピーロネオと頭には、手指は触れてもOK
 赤ちゃんはふんわりリラックスしている。
     ↓  〇

背中には触れないように!
         ↓  × 


    ↑
背中に手が当たった瞬間
左腕を曲げて緊張が走ったのがわかる。

他の赤ちゃんでも撮影、リラックスしている。
        ↓ 〇 

背中に手を当てた瞬間、腕も背中もピーン!
       ↓  ×

特に気をつけていただきたいのは
抱き上げ時、抱きおろし時。

せっかく寝たと思っても
布団に下そうとすると泣いて、着地失敗😩

眠りから目覚め、まだまどろんでいる子を
抱き上げる瞬間、頭がガクッと落ちて
体を反らせ、硬直させて泣いて不機嫌に…😞

そうならないように抱き上げ
抱き下ろすための私の伝え方は
上の写真の説明に書いた通り。

では、なぜ
マイピーロネオを当てないといけない?
それは、現代の胎児の多くは子宮の中で

・屈位 (顎を十分引いた姿勢) を取っていなくて
 「気をつけ」の姿勢だったり
 反ったり、捻じれたりしている子が多い
・首や四肢 (4本の手足) をグッと縮めたり
 グ~ンと伸ばしたりする動きを
 あまりしていない子が多い

そのため首をはじめ全身の筋力が弱い。
そのうえ、生まれてくる途中に

・ゆがんだ骨盤にぶつかったり
・押し出されたり
・吸引・鉗子で捻り引っ張り出されたり
・帝王切開時に創部から肩を出すために
 捻り引っ張り出されたり

つまり

・子宮の中でも頭と頸椎が捻じれたり
 傾いたり…
・生まれてくる途中でさらにゆがみ
・生まれてからは重力が加わる世界で
 重たい頭を支えるだけの
 首~背中の筋力がないのに
 頭をしっかり支えてもらえず
・緊張している背中に、手で刺激を与えられ…😩

胎児・新生児期から
強い筋力で守られた
ゆがんでいない頸椎・頭を持つ
団塊の世代の人達とは全然違う。

そのため
出生直後から
マイピーロネオⓇ・おひなまきⓇを使って
まるまるで育てられた子と比べると

使っていない子の頭~頸椎のゆがみは酷く
反って体はピンピンに硬い。

上手く抱けないため
さらに頭~首のゆがみが
いっそうひどくなってしまいます。

頭~頸椎のゆがみは
3DCT検査では、ハッキリ写るのだが
それを保健医療で受けられることは、まずない。

「知らぬが仏」では済まないと思うのだが…。

武田さんの質問②-------------------------------

一か月の次郎孫さんの縦抱っこは
赤ちゃんの頭重が赤ちゃんにかかっていますが
これは大丈夫でしょうか?
 
私の回答-------------------------------------------
 
私の胸郭はぶ厚く弧を描いており
かつ、バストは貧弱ではないため(😄)
 
 
次郎孫はその弧に寄りかかり
少し右横を向いて
私に真ん中~左額をつけて
頭の重さを預けるように抱かれている。
 
なので、次郎孫の背中は弧を描いており
鼻・口はふさがれることなく
頭の重さの一部しか
自分の首~胴体には乗っていません。
 
そもそも、この抱き方をするのは
吐乳しそうになったり
むせたりした時など
ごく短時間。
 
そんなときの縦抱きの見本として
撮影したものです。
 
でも、読者の皆さんに真似されては困るので
撮影後16年近く経つが
この魔女ブログには載せなかったのです。
 
武田さんの意見・見解①--------------------------------
 
近年は自然に抱っこできる人がいないというのは、
私も同じように心配していますが
人類の歴史の中で
みんなそれぞれの国で
子どもを育てて来て今があるわけですから
生物としてそれなりに素手で
抱っこできるようになると思いますし
その方法を伝えていくことが
必要だと私は思っています。
 
あるいはもうそういう身体が
女性にないとしたら
そこから改善に取り組む方法を
考えていきたいと思っています。
 
私の見解-------------------------------------------
 
武田さんも私と同様に
心配されていると分かり嬉しいです。
 
日本では、食料を得るために
女性が外で働かなくなってから
まだ60年足らずしかたっていません。
 
池田内閣が所得倍増計画を打ち上げ
各家庭に
・インスタントラーメン
・3K (カー・カラーテレビ・クーラー)
 
が普及し
団塊の世代 (昭和22~24=1947~9年生まれ)
よりも10歳以上若い、当時の子ども達
 (今の六十代半ばより若い人達) も
その母親達の暮らしも、激変。
 
田植え・稲刈りをしなくなり
洗濯機・掃除機・炊飯器が普及し
足腰を使う家事もしなくなり

車に乗って買い物に行く女性が増え
家の中で悪い姿勢で座って
テレビを見る生活が広がるにつれ
女性の足腰は弱くなり
骨盤はゆがみ、子宮は固くなり
 
胎児の姿勢は
あぐら⇒体育座りが増え
脊柱の生理的彎曲は弱まり
指をなめられず
 ⇒手の甲をなめたり
  それすらできなかったり…
 
このような胎児期~新生児期を過ごすと
肘は捻じれてしまい
私のような捻じれていない肘の人は
100人に1人もいないのが現状。
          ↓ 私の肘
         ↑ 強い捻じれの人
 
この人と私の中間の人が大多数。
つまり
ほとんどの人は、肘で赤ちゃんの首を支えても
手の平をお尻に当てると
前腕 (肘と手首の間) は
赤ちゃんの背中を圧迫し
赤ちゃんは反り、体は固くなり、泣く。
 
団塊ジュニア (今の50歳前後の人達) の
子ども達はまだましで
その10歳下 (今の40歳前後) の人達の
妊娠・出産・育児も
その子ども達の体も大変で
健康な人生を歩めるのだろうか?
と、心配になることがしばしば。
 
開発途上国と言われる国々の女性の
骨格・筋力・身体操作能力と
日本のそれらとは、全然違うと思う。
 
生物学的に、同じホモサピエンスといえども
素手での抱っこの仕方の上手さは
全く違うので
 
「アフリカ人ができるのだから
 日本人もできるはず」
 
とは、決して言えない。
 
なので、私は子育てしやすい体作り体操を
YouTube などで配信しているのです。

武田さんの意見・見解②----------------------------------
 
そもそも小さな赤ちゃんを授乳以外で
抱っこしなければならない状態があるとしたら
その状態がなぜ起きているのかを検討して
その問題に対する対応が必要だと思います。
その中で、もちろん
抱っこに問題があるとしたら
補助具を使う工夫は必要に応じて
あっていいと思います。
 
私の見解-------------------------------------------
 
乳児が泣くのは次の2つ
・不快 (気持ち悪い・暑い・寒い・
    痛い・眠いのに眠れないなど)
・お腹がすいた
 
産声の理由は
・眠たい痛い
・痛い
の2つしかないとされている。
 
痛いのは、虫に刺されて痛いことも
あるとは思うがそれはわずか。
 
ほとんどは、首~肩~背中の痛みだと思う。
なぜなら、そのような痛みがある大人と
同じ頭~頸椎~胸椎のゆがみ方を
しているから。

しかも、最近の乳児の骨のゆがみ方は
大人より大胆・複雑で硬い…😩
 
なので、痛みがなければ
新生児はほとんど泣かないと
私は子育て・孫育て・仕事の体験上からも
間違いないと確信している。
特に
ほとんど泣くことがなかったのは
 
次男 ⇒
と、太郎孫⇒
 
この時はまだ、マイピーロネオⓇも
おひなまきⓇも販売していなかった。 
 
が、幸い、首の前彎もあり
筋力も強かったため
快眠できたように思える。
 
結論としては、抱っこ補助具を使うとしたら
スリングをお勧めしたい。
 
マイピーロネオⓇ・おひなまきⓇなどの
まるまる育児グッズも使いながら
スリングで抱いて泣き止むなら
使えばいいと思うし
寝かせたいのに、なかなか泣き止まないなら
使えばいいと思う。
 
日本で売られているほとんどの抱っこ用品は
大人が抱くのに楽な品で
子どもの発達を考えると
使ってほしくない品がほとんどだと思う。
 
マイピーロネオⓇおひなまきⓇ
着用するための 腹巻
この3つの合計金額は 7,700円。
これを節約して
大損している母子を診るたびに、胸が痛む。
 
武田さんのご挨拶-------------------------------------------
 
首すわりについては、別のところで
少しずつ書いているのですが、
このブログでは中心のテーマではないので、
詳しく書きませんでした。
渡部さんの本に書いて下さっているのですね。
ご紹介ありがとうございます。
これからもいろいろとご指摘いただけると、
そこから新たに学び始めることができます。
どうぞよろしくお願いいたします。
 
私からのご挨拶-------------------------------------------
 
ここに書かれている

首すわりに関する杉上貴子さんの見解に
武田さんは共感・賛同されているのですね。

寝返りやズリばい・膝ばいを上手にしていると
見える子でも
引き起こし反射をチェックすると
ブリッジをしてしまう子も珍しくありません。

首すわり・受け身が上手くできる体は
・ケガをしにくい体
・様々な動きができる体

だと、私は確信しています。

首がすわらないと
受け身を上手くとることは絶対にできません。

私の首すわり・受け身に関する見解は

『まるまる育児バイブル 第2版』
P11~12に書いているので
ぜひとも、参照にして
やりたいことを思いっきりできる体の子に
育ててあげてほしいと思う。

子どもだけでなく
親御さん達も、そんな体作りに励んでください。

私も90歳になるまで働けるよう
頑張っています!


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