現代競技剣道のデメリットばかりが目に付く

2/19(金).20(土)は生駒施術

赤ちゃんとママの施術終了と同時に
「主人も診てもらえませんか？」とママ。

施術を受けるお2人を、
車で送って来られただけかと思っていたら
そうではなかった様子。

時間的余裕があったので
症状を尋ねると

「腰痛。10年間続いている」と👀‼️

10年間も、腰だけでなく
首・背中・膝・足首も
痛んでいたそうで、気の毒。

立ち姿を診ると
・右耳上がり
・右肩下がり
・首は右倒れ

一見しただけで首が悪い人とわかる。
こうなった原因は？

習い事・スポーツ歴は剣道を約10年。

頸椎を触診すると
頭と第1頸椎の位置関係はいい。

第2頸椎歯突起の尖端は
右後ろに倒れているようなので
軽く調整を試みたところ
あっけなく直ってしまった。

その後、腰椎・骨盤の調整も
簡単に終わった。

こんなに簡単に直る第2頸椎は
胎児～新生児期に生じたゆがみとは
とうてい思えない。

なので、歯突起後傾では
絶対にないはず。

ヨチヨチ歩きの頃に顎を打って
生じたと思える歯突起屈曲でも
こんなに簡単には直らない。

としたら、もっと大きくなってから。

剣道で頸から顎を突き上げられた
可能性大では？

と思って、そんな経験の有無を尋ねたところ
「何度もあります」と。

そりゃ～、当然。
数えきれないでしようね😄

突きの方向によっては
第2頸椎をこのように傾かせることは
いくらでもあろう。

剣道は、左足だけを軸に動くので
女性だと骨盤への負担が甚大。

骨盤を触ってみただけで、
剣道何段かほぼ正確にわかるくらい。

妊娠出産のことを考えると
女性には剣道は絶対にお勧めしたくない。

それは20年近く前から
言っていることなのだが…

突きの被害を考えると
男女を問わず危険だと思う。

それに真剣だったら即死。

「ラストサムライ」の主人公が
広太郎を瞬殺したのと同様に。

2カ月ほど前だったかNHKテレビで
池田屋事件の再現番組を見た。

たった4人の新選組が
20人もの勤王の志士を相手に
なぜ勝てたのかを実験していた。

スタジオに池田屋の内部を
忠実に再現した場所で

大学生の剣道有段者20人
対
天然理心流(新選組の剣術)の剣士4人

結果、天然理心流の4人が勝った。

　私が見たのは2017年に放送された番組の
　再放送のようで、概略はこちらでどうぞ。

それから、天然理心流の稽古の様子も
放送されていた。

剣士諸氏が広範囲に
視線と体を動かしながら
バランスよく軽やかに動いている👀‼️

現代競技剣道とは全く違う。
素晴しい！

「あと20年若かったらこれを習って
　　みた～い！」なーんて思ったが…😄　

現代の競技剣道は昔の戦闘では
通用しないってこともよくわかった。

とにかく、現代の競技剣道の
デメリットばかりが
私の目について仕方がない。