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☆文殊の知恵で知られる * 安倍文殊院

2020-03-19 | ♥京都・奈良の旅

騎獅文殊菩薩像 鎌倉時代・快慶作

 

“三人寄れば文殊の知恵”で知られる日本三文殊のひとつ、「安倍山崇敬寺文殊院」は

大化改新(645年)の折に左大臣となった安倍倉梯麻呂(あべのくらはしまろ)により建立された

安倍一族の発祥の地であり、奈良時代の遣唐使・安倍仲麻呂

平安時代の陰陽師・安倍晴明が出生した寺院としても知られている

 

境内には、渡海文殊菩薩群像をはじめ、縁結びの神で知られる白山堂、西古墳

安倍晴明が天文観測をして吉凶を占う修業をしたという天文台

陰陽道の秘宝の数々を納めた金閣浮御堂など歴史的にも貴重な見どころにあふれている

 

最初に目についたのは・・・

池に張り出した六角堂

金閣浮御堂

開運弁財天(大和七福神)、安倍仲麻呂安倍晴明の御尊像、

安倍晴明の御尊軸をはじめ陰陽道に関する宝物をお祀りしている御堂

堂内の六面の壁面に秘仏の十二天御尊軸(室町時代)


十二天とは四方(東・西・南・北)と

四隅(東北・東南・西北・西南)の八方

天と地、日と月、すべての方角を司る守護神

 

 

 

本堂 

 

 

本堂で、数人参加の

説法・説教と言うのでしょうか、分かりやすい説話がありました

 

 

本堂前の礼堂(能舞台)

 

 

おびんずるさま

 ↓

 

 

説話が終わった後は、そば近くで拝見できました

渡海文殊群像  国宝

 

出典:境内のポスター撮影

 

獅子に乗る文殊菩薩を中心として、

左に維摩居士(最勝老人)と須菩提(仏陀波利三蔵)、

右に獅子の手綱を持つ優填王と先導役の善財童子

 

四人の脇士を伴う「渡海文殊群像」は、雲海を渡り、私達衆生の魔を払い

智恵を授ける為の説法の旅に出かけているお姿です

 

「金閣浮御堂」

 

 

大和七福八宝霊場の弁財天

 

安倍晴明 

 

安倍仲麻呂

↑ 3点ポスター撮影

 

 

 

石燈籠 奉納

整然と並んでいる新しい石燈籠、まず圧倒されます

境内伽藍に供養の光を昼夜問わず灯し、一千基限定で申し込み受け付けていました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

十一面観音

 

石仏

弘法大師像と御砂踏み石をお祀り

 

白山堂

 

 

西古墳 (飛鳥時代)

明日香の石舞台古墳、キトラ古墳、高松塚古墳と共に特別史跡に指定

 

 

東古墳 (飛鳥時代)

 

閼伽井とは「閼伽水の井戸」の意

 

 

 

 

 

 

 

 安倍文殊院:公式サイト コチラ

 

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※国宝とは程遠いですが

新宮熊野神社の文殊堂本尊:木造文殊菩薩騎獅像(鎌倉時代)

を拝見していて獅子に乗った文殊様は2例目でした

会津に残る仏像で、当時は初見で<獅子に乗って・・・>だけでも圧倒されましたね

 コチラ

 

調べてみると、関東にもこんな可愛い騎獅文殊菩薩像がいらしゃいました

文殊菩薩の乗る「獅子」は神使なんですね

 


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