前振り:2015年4月20日
(長くなるので、ひとつ前の記事を2分割しました)
'Intimate Rivals: Japanese Domestic Politics and a Rising China'
CFR over Japan:
追記:2015年4月21日 感想
かなり広範囲な視点でかなり深く日中関係を見ている
立場上当然かもしれないが、岡目八目、良く見えるのだろうし
情報収集も分析もしっかり出来ているのだろう。ー感想である。
日本の情報は筒抜けだろうし
日本の見解は米国の承認に基づくはずなので
Sheila Smithの見解が日本政府の中国認識とみても
さほど的外れではないだろう。
ただ個々の日本人があれやこれや
漠然と考えているものとは部分的にはかなりの開きがある。
具体的に言うとタイトルの「Intimate Rivals」
このタイトルが内容を抉り出しているような気がする。
日本人が類書を書くとして
このタイトルへの着眼はありえない気がする。
追記:2015年4月22日
Sheila Smithが質疑応答で日本は充分何度も何度も
謝罪を繰り返している、とはっきり言っている。
3世代も若い人にその問題を突きつけても
これからの日中関係には役立たない、と。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この発言から8月の安倍談話の推測がつく。
1.(まず河野談話を踏襲するかたちで)
過去の過ちを繰り返しません、の発言が入る
反省は入るが謝罪はもうない。
2.これからは積極的平和主義で、
日本は民主主義国として
紛争解決や世界平和に貢献するリーダー的国家になる。
(国家主義的国家防衛よりも国連協力即ち、国際平和に貢献するためにも国際テロと戦うためにも、まずは法の改正に着手したい、
とまでは言わないかもしれないが
【 口からは出ないが=法の改正は米国の要求】
新しい時代にふさわしい平和維持国家である
日本に期待して欲しい、が入る。
【言葉には出ないが=日本国防衛のための武力行使は
頭にありません】)
言ってみれば、安倍談話はこれの拘束強化確認のための、
腹話術になる筈だ。
(CFRが何のことか知らない人が読めば
この記事は安倍談話の予測記事だと思うらしい。
誰でもわかる予測は2次的なことで、
その根拠の開示の部分に、ここでは注目していただきたい)
追記:2015年4月30日
8月の安倍談話に繋がっていくであろう
Japan's Abe Addresses U.S. Congress (Full Speech):
8月の本番ではないですが
予想、ほとんど当たっているでしょう?
ここまで腹話術人形に徹するとは思いませんでしたが
そしてこの演出、もうハリウッド演出ですね。
アメリカとしては感謝感激雨あられ
胸がすっとして不安が晴れて
Shinzo Abeに主演男優賞を与えたいところでしょう
アメリカとしては理想的な
太平洋戦争の終結でしょう。
そしてこのVideoはアメリカ国家のお宝になるでしょう。
そして安倍亡者&ポチ保守にとっても涙涙の大満足
全国あちこちの居酒屋で大宴会でも開いて酔いしれてください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Full text of Abe's speech in US Congress:
さて、推測1をどこでどのように言っているか、について、以下対応個所
Post war, we started out on our path bearing in mind feelings of deep remorse over the war. Our actions brought suffering to the peoples in Asian countries. We must not avert our eyes from that. I will uphold the views expressed by the previous prime ministers in this regard.
では、推測2をどこでどのように言っているか、について、以下対応個所
Now, let me tell you.
In Japan we are working hard to enhance the legislative foundations for our security.
Once in place, Japan will be much more able to provide a seamless response for all levels of crisis.
These enhanced legislative foundations should make the cooperation between the U.S. military and Japan's Self Defense Forces even stronger, and the alliance still more solid, providing credible deterrence for the peace in the region.
ほら予想、当たっているでしょう。以下の部分も含めれば完璧に
【 口には出せないが=法の改正は米国の要求】
【言葉には出せないが=日本国防衛のための武力行使は頭にありません】
追記:2015年5月2日
勇馬眞次郎氏のBlogにコメントをいれました。
追記:2015年5月8日
参照:2014年1月12日における
Tel Quel Japon
2014年の予測(過去記事)から改めて2015年の現状日本を見てみる