8両編成8本と比較的少数の製造に終わった9000系の京王線専用0番台は、各駅停車を中心に時折7000系2両編成を増結した10両で特急運用に就く姿が見られる以外は基本的に動きの少ない形式でしたが、2020年の9月頃より前照灯をLED化する工事が開始され、8両に関しては全ての編成が完了し、先頭車の表情に変化が生じています。
高尾山口行き各停運用中のトップナンバー9701F。前照灯がハロゲンからLEDに交換され、点灯時は白い光を放つようになった為イメージが変わりました。8000系でも車体修繕とは別で施工され、既に全編成が換装を終えていますが、その流れが9000系にも及ぶことになりました。
上り各停運用中の9705F。以前に全く同じ場所でハロゲンのままだった編成を撮影していますが、光の色だけでなくライト本体の形状も小ぶりな円形になっている為、随分印象が違います。この工事は既に都営新宿線直通対応の30番台にも及んでおり、9731・9732Fが換装されています。
高幡不動検車区で待機している9703・9704F(ホーム上から撮影)。珍しく続き番号の2編成が並ぶシーンです。非点灯状態だとライトの形状が良く分かりますね。なお一番最初に換装されたのは、左の9703Fでした。
登場から20年が経過しましたが、余り変化していない車内。8000系全編成の車体修繕・機器更新が完了すれば次の工事対象は9000系0番台になるのが自然なので、工事発表を楽しみに待ちたいと思います。(その前に自動放送を設置して貰えませんかね・・・)